研究室紹介

言語文化学科の日本・アジア言語文化コースに属する中国言語文化研究室は、語学から文学、古典から現代までを視野に入れた総合的な中国学を学ぶことを基本理念にしています。より具体的には、共通教育で習得した現代中国語の学力を基礎として、中国語学・中国文学・中国思想・中国文化論・日中比較論などに関連した専門科目を、1年次から4年次まで段階的に学んでいきます。この点で「古今兼学」「語文双修」の標語は、静岡大学人文社会科学部言語文化学科中国言語文化研究室の教学方針を最もよく表しています。外国語や外国文化に対して深い知識と確かな技能を身につけるということは、自分のなかに拠り所となる新たな視座を設けることにつながるでしょう。21世紀はアジアの時代であるとよく言われますが、その中心的存在である漢字文化圏を一つの拠点にして、日本人である自分を改めて見つめ直すことは大きな意義があると考えます。国際化・学際化の時代要請に応えて社会で活躍できる人材の養成に、研究室の教員一同は最大限の支援をしたいと考えています。