投稿者:鶴見 孝喜(昭和58年 農学部農学科卒業)
私は昭和54年農業高校からの推薦入学初年度に3名の農高生の一人として入学しました。静岡県から2名、遠く山形県から1名でした。
入学後の教養部2年間は、あまりにも学力不足で単位取得に大変苦労した思い出があります。その時にたいへんお世話になったのは、サイクリング部の農学部の先輩でした。無事に卒業できたのも、この2年間をなんとか乗り切ることができた先輩の皆様のおかげと心から感謝しております。
サイクリング部では長期の休みには1ヶ月くらい国内のあちらこちらにツアーに出ていました。私も1年の夏は、日光から東北へ北上し八幡平を抜け青森でねぶた。その後も山陽道から九州に入り、鹿児島まで下り、沖縄、石垣、西表と島めぐり。山陰萩・津和野から新潟~信州。四国一周。ラストランは北海道一周の予定を不注意による事故で、3日で空路帰宅となりましたが、今となっては大変いい思い出です。
しかし、今になって思うのは、もっと海外に行っておけばよかったなということです。最近でこそ海外旅行は身近なものですが、当時は海外旅行なんて考えもしなかったですね。後輩の皆さんには、学生時代にチャンスがあればどんどん海外へ行っていただきたいですね。いろいろ困難や危険もあるかもしれませんが、私の関係する農業も生産に必要な資材や飼料は海外調達が主流で、農産物の販売も海外からの輸入品との競合や輸出等多々関連があります。大学では国際交流に積極的に取組まれていると聞いておりますので、チャンスはいくらでもあるのではないかと思います。是非一度は自分で企画して行ってみて下さい。日本にはない新たな発見があると思います。
最後に、昨年から農学部同窓会の役員として関わらせていただくことになりました。支部同窓会に参加する程度で、あまり同窓会の活動には積極的に関わって来なかった自分ですが、60周年事業における大先輩の皆様(70~80歳代という方々)が非常に熱心に同窓会活動を頑張っておられ、後輩のことを一生懸命考えてくれていることを間近に見させていただき、自分も少しでもお世話になった大学に同窓会活動を通じて何か恩返しが出来ればと思っております。皆様もご協力よろしくお願いします。