投稿者:磯部 雅功(昭和37年文理学部理学科10回卒)
昭和37年に文理学部理学科を卒業して54年。今は殆どの人がリタイヤしてサンデー毎日の暮らしをしている。暇人の集まりだから比較的簡単に時間はとれるので60歳以降毎年1回静岡市で理学科卒業生の同級会を開催している。43人が卒業した中で最初の頃は半数以上の参加者があったが年々参加者が減り最近では20人を切るまでになった。シルバー川柳の本にあった一節「自己紹介 趣味と病気を 一つずつ」。我が同級会での近況報告も川柳通り持病が大半を占める。
毎年同級会に参加していると病名と薬の知識が増えてくる。中でも腰痛や内臓疾患の人が多く深刻のようだ。これも喜寿になれば謙虚に受け止めざるを得ない現状かもしれない?
また、同年代で急に老けていく人を多々見かける。医学的に正しいか否かは別として共通点があるような気がする。
ゴルフやウォーキングの会等に参加しなくなった人。この方達は体調を崩したのか、あるいは気力がなくなったからか定かではないが自分の周りを見る限り後者の方が多いと思う。楽しみながら体を動かす機会を放棄した人達である。
次にガンやパーキンソン病等の難病あるいは要手術の病気は別として大した病気でもないのに直ぐ医者に行く医者命の人達。
同級会や各種のイベントに参加しなくなり他人と話す機会がなくなり、お友達はテレビと身内だけという人達。
最後に心の持ち方で道は分かれる。病名は違うが難病を持つ二人の同級生が居る。10年ほど前は同じような状態だった。一人は負けず嫌いで様々なチャレンジ精神を持っていた。もう一人は常に悲観的な考えをしていた。前者は数年前から未経験のあるスポーツに参加し始め、今では大会で入賞するほどの腕前になった。当然若々しさを感じる。後者はここ7年間、病院で車椅子の闘病生活を余儀なくされている。
これらのことを考えながら、自分の現状を査定してみた。体を動かすことは月に4回ほどのゴルフ、週に2回位のバードゴルフ、地域のウォーキングクラブ、日帰り登山、今年はカナディアンロッキーを6日間歩いてきた。各種イベントには出来得る限り参加している。医者には市の定期健診以外はほとんどお世話になっていないが「一寸先は闇」の世代故、明日何が起こるか分からないので「健康は自分で作る」を信条に生活している今日この頃です。