【第84回】「趣味の母校高校野球の応援、成るか!2度目の甲子園」

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投稿者:水谷 文一(昭和48年 人文学部 経済学科5回卒)

私の趣味の一つは、母校高校野球の応援です。

私の母校は静岡県立浜松西高校で、昭和42年、高校三年生の時に夏の県大会ベスト4まで行きましたが、残念ながら、清水東高に打ち合いの末、5対8で敗れました。その後、昭和46年の決勝戦で静岡学園に敗れ、昭和55年の決勝戦で浜松商業に雨中の戦いで敗れ、もう甲子園は無理かなと落胆したものです。
しかし、三度目の正直で、翌、昭和56年にエース宮田投手を擁し、静岡県高校野球史上初の全試合完封(48イニングス無失点)の記録を樹立して、悲願の甲子園初出場を果たしました。浜松西高は甲子園とは無縁の高校だと思っておりましたので、大変、うれしく思いました。甲子園では、一回戦で佐賀学園に1対0で勝ちましたが、2回戦で大阪・北陽高校に1対2で負けてしまいました。
余談ですが、もし2回戦に勝っていると3回戦は工藤投手(現ソフトバンク監督)の愛知・名古屋電気でしたので、完全試合をやられたかも知れず(?)、対戦しなくて良かったのかなと、今でも気になっています。

あれから今年で34年、ずっと楽しみにして来た2度目の甲子園出場の最大のチャンスが巡って来ました。
それは、浜松西高が、①今年の秋季県大会でベスト16入りした事、また、②中高一貫校で学業と野球部活動を両立させている事、さらに追い風として、昨年、浜松西高の後輩、天野浩名古屋大学教授がノーベル物理学賞を受賞し、静岡県初のノーベル賞受賞校となった事も評価され、静岡県高野連から来春の「第88回選抜高校野球大会」の「21世紀枠」校に推薦されたのです。
この後、12月11日に東海地区4県の推薦校4校から1校が地区推薦校として選ばれ、最終的に2016年1月29日の選考委員会で全国の推薦校9校の中から3校の21世紀枠出場校が決まります。
以上のように、厳しい関門が待っていますが是非とも突破し、静岡県勢初の「21世紀枠」でのセンバツ出場校の栄冠を獲ちとってもらいたいと願っています。

「春の選抜」は「夏の全国」とは違い、「野球部」を選ぶのではなく「高校」を選抜するので、浜松西高卒業生として、清く正しい生活を送り、選考の妨げになってはいけないと、友人たちと冗談まじりに話しています。同窓生は、常に母校の動向に関心を持っています。出来れば、近い将来、静岡大学初のノーベル賞受賞者が出る事を祈っています。