【第200回】新疆ウイグル自治区への旅

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投稿者:遠藤 洋子(1978年 農学部園芸学科卒)


2016年(平成28年)9月7日から16日まで新疆ウイグル自治区を旅行しました。メンバーは静岡大学園芸学科種苗生産研究室教授大石惇先生と 農学部の卒業生プラスその友人で、計5名(男性3名女性2名)です。
羽田から西安経由ウルムチ着。

観光と観光以外の大きな目的は、野生のリンゴ。樹齢600年のリンゴの王様を見にいくことと、1999年、日本中国共同で完成した「伊犁有用植物資源圃」を見に行くことでした。

【リンゴの王様】
野生のリンゴ、樹齢600年を超えるリンゴの樹は、野苹果王(リンゴの王様)と呼ばれ樹高12メートル幹周は7メートル超えとのことで、5人で手をつないでも届きません。
新疆ウイグル自治区の地下資源の開発と工業化で、根元に道が通り、踏まれて樹が弱ってきてしまったため、迂回路がつくられ、少しづつ樹勢が回復してきているようです。

【天山伊犁有用植物資源圃】
1992年から8年がかりで日中合同で建設され、100ヘクタールあります。100種類の野生果樹が保全され、一年生の草本、花がたくさん植えられ、それを食そうとする蝶々が乱舞しています。
建物は研究棟(実験室、標本室)、宿泊棟4室(1室3ベッド設置可能)、厨房、トイレ水道は湧き水、電気もあり、資源園内の道路も整備されています。

観光は、ベゼクリク千仏洞、火焔山、カレーズ、葡萄溝、交河古城、アイディン湖、サイリム湖、国際大バザール、ローランの美女などなど行きました。