投稿者: 内野 稔(昭和50年 農学部農学科卒)
60歳を過ぎ、定年退職や再就職、親の介護、自身の体調変化などが重なった。加齢に伴う筋肉の衰えや物忘れなど体力・知力の低下、いわゆる「老いるショック」が拍車をかける。
しかし、人の機能低下を補うように、自動車は自動運転に向け改良が進み、スマホは世界中と結ぶ情報端末であり外部記憶装置となるなど、想像を超える速さで機械・器具が進化、普及している。人の困りごとは、新たな発見や発明、開発が解決していく。長生きすれば驚きの世界を見ることができるかもしれない。自分の想像を超える機械や仕組みと出会うため、自分自身の変化に神経質にならず、毎日を笑って楽しく過ごし、人の世話にならない程度に長生きしてやろうと思う。
怒っても、泣いても何も生まれない。いやなこと、困ったことと遭遇したら、不謹慎であるが笑い飛ばすよう心掛けようと思う。
周りの人を笑わせることも好きである。おしゃべり気味になるのが欠点ではあるが、会話の中で相手の笑いのツボを探るのが楽しい。相手への関心があれば会話は進み、聴くことに集中し思いを受け取れば笑いの返事も可能となる。出会いを楽しくする究極の気配り、忖度かもしれない。
なにより、笑いには副作用がない。