投稿者:土屋 喜久(昭和29年 静大教 中等教育科2年課程(静岡)修了)
昭和29年、二部二類生は、古い皮を次々と脱ぎ捨て、ぐんぐん成長する若竹のようにと、卒業の時「竹の子会」をつくり、年一回の再会を約して卒業しました。以来年一回の会合を行い、本年は人生の一つの節目である傘寿を迎え、6月22日新装となった日本平ホテルで昼食会を開催しました。
当日は富士山の世界文化遺産登録決定の日で、富士山は美しい姿を見せ、眼下には三保の松原、清水の街並みが一望され、一幅の絵画のようでした。正午に集合、すぐ話が弾み明るい笑いに溢れ、和気あいあい、時の経つのを忘れさせるひと時でした。各人の近況報告や所感も生気に満ちて頼もしく感じられました。旧交を温め、語り合う姿は、学生時代にかえり食事をしながらの会は、楽しいものでした。
予定された時間はあっという間に過ぎ、皆老いを忘れ、むしろ若さを盛り返して、来年の再会を約し、「次回を楽しみましょう」と声を掛け合い、それぞれ帰路についたのでした。