「中学校・高等学校における英語教育の抜本的改善のための指導方法等に関する実証研究」
中・高等学校における英語教育の抜本的改善のため,先進的な指導方法・体制、ICT教材・指導資料作成等の実証研究を実施する文部科学省の委託事業です。委託先として,静岡大学・信州大学・兵庫教育大学の3機関が選ばれています。
静岡英語教育プロジェクトの概要
静岡大学が,静岡県教育委員会・静岡県総合教育センターと連携し,本事業を計画しました。本事業は,各種調査と外部検定試験の分析に基づいて,国の指標形式の目標案およびCommon European Framework of Reference for Languages (CEFR)に依拠した中高一貫のCAN-DOリスト,年間指導計画,指導と評価の一体化に関する抜本的改善を行います。英語による「学力の3要素」を育成するため,ユニバーサル・デザインの考えに基づいたICT教材活用を含む英語授業改善,および学習者中心の主体的・対話的授業の効果的手法の実証的研究を行う。本事業の成果として,学習者コーパス,CAN-DOリストに基づくパフォーマンス評価事例,教員のアセスメント能力向上のための研修プログラムをデータベース化し,教員養成・研修等での活用を図ります。
実施体制
代表法人
法人名 | 国立大学法人 静岡大学 |
理事長名 | 学長 石井 潔 |
学校名 | 静岡大学教育学部 |
所在地 | 静岡県静岡市駿河区大谷836 |
事業責任者
職名 | 教育学部長 |
氏名 | 菅野 文彦 |
事務担当
職名 | 学務部教務課教育企画係長 |
氏名 | 鈴木 利絵 |
年計画
平成28年度の具体的な取組内容
静岡県内の教員・生徒の本事業にかかわる実態把握を柱とする。
各拠点校に実践・研究の 体制を整え,
- 現行 CAN-DO リストに基づいた指導の成果と課題
- 個々の生徒の学び方・学習意欲、IC 等 の学習環境
- パフォーマンス評価の実態
に関して教員・生徒の意識調査を実施する。
併せて,学年追跡型拠点高校の1年生,学校改善型拠点高校の1,2年生に GTEC for STUDENTS(4技能)を実施し,英語運用能力の測定を行う。
調査・スコアの分析および授業の観察に基づいて,年間指導計画・評価方法の改善案を提案し,拠点校の現状に応じて必要な学習環境整備を行い,ICT 教材等の活用法を検討する。