グリーンサイエンスカフェ

第1回 6/1㈯ 佐藤 浩平 浜松キャンパス 工学部8号館生物実験室 定員30名 
化学の力でタンパク質をつくる
~ヒトは大腸菌に勝てるのか?~
タンパク質は私たちの体をつくる材料ですが、おくすりや身の回りの製品にも使われています。では、必要なタンパク質をつくりたいときに、どのような方法が使われるでしょうか。大腸菌などの生き物の力を借りて作ることが一般的ですが、化学の力でもタンパク質をつくることができるようになりつつあります。今回は、タンパク質がどのようにつくられるのか、生き物にはつくることができないタンパク質の魅力を含めて紹介します。

 


第2回 7/6㈯ 狩野 芳伸 浜松科学館 みらい~ら 定員
生成AIってなに?
~その仕組みとできること、できないこと~

昨年来、ChatGPTをはじめとする生成AIが大きく進歩し、その利用も広まっています。文章の自動生成から要約、翻訳、プログラミングまでさまざまなことができるといわれていますが、生成AIとはどういう仕組みでできていて、なにができるのでしょう?そもそもAI(人工知能)とは何なのでしょうか。事例を紹介しながら、その能力と限界や、利用上の注意点などをお話します。

 


第3回 9/21㈯ 丑丸 敬史 静岡キャンパス 理学部A601 定員16組(32名)
腸内細菌にエサを与える?
~腸内細菌の糖質を分解する酵素のはたらきとかたち~

最近色々なところで聞くようになった腸内細菌。私たちの体の健康にとって腸内細菌がとても重要であることが分かってきました。では、腸内細菌はどうやって生きているのか?腸内細菌は私たちが消化・吸収できない食物繊維や私たちが体の中で作る糖鎖と呼ばれる糖質を食べています。これには腸内細菌がもっているさまざまな糖質分解酵素が関わっています。今回は、その糖質分解酵素のはたらきと形について紹介します。
※この回は小学生優先中学生まで対象、および保護者1名同伴(顕微鏡を使用します)
※冒頭15分間に静岡市立高校の生徒さんによる発表があります


第4回 10/26㈯ 加藤 知香 静岡キャンパス 定員16組(32名)
金属の不思議!
~金属イオンのカラフルな世界を観察してみよう~
金属は私たちの生活に欠かせない素材です。金属には様々な種類があり,それぞれに特有の性質を持っています。金属の利用として自動車や機器の部品,建材などを思い浮かべる人もいるかもしれませんが,触媒や医薬品,化粧品などの分野でも幅広く利用されています。今回は,金属の種類や構造(かたち),大きさなどが金属の機能(はたらき)に与える影響について解説します。

 


◆第5回 11/2㈯ 崔 宰熏 静岡キャンパス キャンパスフェスタ 定員30名
菌類も会話する!
~そのコミュニケーションの正体は化学物質?~

自然界での多くの植物は菌類と共存・共生(コミュニケーション)して生き、その関係を介して生命現象が現れます。その現象を直に動かしているのは化学物質が多いです。その中で、フェアリーリング現象は芝が大きな曲線を描いて周りに比較して色濃く繁茂し、後にキノコが発生する現象があり、「妖精が輪を作ってその中で踊る」と伝えられてきました。妖精の正体(フェアリー化合物)の発見ストーリーと機能性を紹介します。

 


第6回 11/9㈯ 松井 信 浜松キャンパス テクノフェスタ 定員50名
宇宙への行き方,帰り方
~未来の打上ロケットから大気圏突入まで~
宇宙は浜松から名古屋までの距離を真上に行くだけですがまだまだ一般人が気軽に行くことはできません。なぜ行くのが大変なのか?帰りも大変です。大気圏突入時には1万度を超える高温(HAYABUSA)に晒されます。もっと安く、もっと頻繁に宇宙に行ける未来の打上ロケットについてお話します。また、実際に大気圏突入環境を模擬できる風洞を見学してもらいます。好きな色の人工流星を作れるかも?

 


時間:1330から1500まで
参加費:無料
3回参加で修了証明書を発行します。
定員:各回により異なります
会場:各回により異なります。
申し込み: Formsを開く
主催:静岡大学 グリーン科学技術研究所
共催静岡科学館浜松科学館
後援:静岡市、浜松市、公益財団法人静岡県文化財団
◆注意事項:当日写真撮影を行います。撮影した写真は広報活動のため、大学の広報誌やHPに掲載する可能性がございますので、ご了承ください。

GSCafe2024ポスターPDF
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