静岡大学学術院理学領域教授
本プロジェクトでの役割 | 狩野川放水路付近の底生動物の種組成と個体数密度の季節変化をとらえて,河川からの大規模出水が沿岸域の生態系に及ぼす影響を考察. |
自己紹介 | 1968年12月千葉生まれ. 1996年に古生物学で博士(理学)取得.現在は,「干潟貝類の現生古生態学的研究」などと称して,特に人為的影響による現生生物の変化に着目し,生態学的調査や観察などを通して化石生物の古生態に応用する試みをしている.
Molluscan Research編集委員.日本ベントス学会自然環境保全委員会委員長・諫早湾干拓問題検討委員,日本古生物学会和文誌編集委員長代理(2020)ほか. |
最近の主な研究成果 | ・論文
Macrobenthic faunal change after dike construction in Saemangeum Lake, South Korea, with special emphasis on mollusks. Shin’ichi Sato, Jae-Sang Hong & Seok-Hyun Kim, Plankton & Benthos Research, 14(4): 251–260 (2019) Occurrence of the Indo-West Pacific echiuran Listriolobus brevirostris (Annelida: Echiura) in Jakarta Bay, Indonesia, likely due to human-mediated introduction. Teruaki Nishikawa, Shin’ichi Sato, Yuichi Hayami, Suhendar I Sachoemar and Agus Sudaryanto, Biogeography, 21: 48–50 (2019) 諫早湾干拓調整池における水質・底質ならびに大型底生動物群集の経年変化.佐藤慎一・東幹夫・松尾匡敏・大高明史・近藤繁生・市川敏弘・佐藤正典,日本ベントス学会誌, 74(2): 115–122(2020) |