松原助教による論文「水晶振動子マイクロバランスを用いた有機半導体薄膜形成初期過程の解析」が日本表面真空学会誌(表面と真空)に採択されました。
論文情報:
“水晶振動子マイクロバランスを用いた有機半導体薄膜形成初期過程の解析”
松原亮介、羽生大亮、久保野敦史
表面と真空 (Journal of the Vacuum Society of Japan), Vol. 62, No. 8, pp. 498-503 (2019).
DOI: 10.1380/vss.62.498
水晶振動子マイクロバランスを使って有機半導体の薄膜形成初期における分子吸着量の時間変化を測定し、核形成過程において準安定状態を経由して安定核が形成することを示唆する結果が得られました。また、単純なモデル計算によって平均滞在時間や活性化エネルギーなど薄膜形成過程において重要な物理パラメータを見積もることに成功しました。