研究集会「岡先生・山口先生の数学とその後」

  • 日時:2026年8月31日(月)9:30〜16:45
  • 場所:京都大学理学部3号館 110号室
    (〒606-8224 京都府京都市左京区北白川追分町)

本集会は、2023年10月22日にご逝去された山口博史先生の数学的足跡を辿り、先生を追悼する趣旨で企画したものです。山口先生が取り組まれた数学や、先生が活動された京都多変数函数論セミナー周辺の数学が、現在どのような研究に発展しているのか、共有する機会としたく思います。

山口博史先生追悼会では、山口先生との思い出などをお話しいただく時間を予定しております。お話していただける方は、当日までに世話人まで、メール等でご連絡いただけますと幸いです。

プログラム (印刷用PDF)

9:30
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9:45
松本和子(東京理科大学)山口先生・京都多変数函数論セミナーの紹介1
9:45
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10:30
大沢健夫(名古屋大学)関数論的零集合とレビ問題
関数論的零集合についての諸結果を対数容量とロバン問題を中心に復習し、そこから生まれた結果である米谷・山口理論とそれ以後の多変数関数論の展開を、多様体上のレビ問題を中心に報告する。
10:45
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11:30
小池貴之(筑波大学)解析的部分集合の近傍と補集合の擬凸性
コンパクトで連結な複素多様体 $X$ とその解析的真部分集合 $Y$ を考える. 補集合 $M:= X \setminus Y$ を領域とみて, $Y$ をその境界と見なすとき, レビ問題の観点からは, $Y$ 近傍の擬凸性・擬凹性が重要であるといえる. 例えば $Y$ が射影多様体上の豊富因子の台である場合には $M$ は affine, したがって Stein となるが, その弱擬凸類似においては多くの興味深い現象が観察されてきている. 本講演では, 上田哲生氏や風間英明氏らによる関連する結果に触れつつ, その周辺における最近の進展について述べたい.
 
昼食休憩
 
13:00
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13:15
松本和子(東京理科大学)山口先生・京都多変数函数論セミナーの紹介2
13:15
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14:00
宮地秀樹(金沢大学)タイヒミュラー空間上の多重ポテンシャル論に向けて
種数が2以上の閉リーマン面のタイヒミュラー空間は,標識付き閉リーマン面の変形空間である.タイヒミュラー空間は自然な複素構造をもち,複素ユークリッド空間内の有界領域と双正則同値であることが知られている.本講演では,タイヒミュラー空間の複素解析的性質について概観し,その上で,多重グリーン関数および多重調和測度の特徴付けについて説明する.また,時間が許せば,今後考えたい問題についても述べたい.
14:15
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15:00
濱野佐知子(京都産業大学)領域の変動に関する2階変分公式と擬凸領域
 
休憩・山口博史先生追悼会
 
16:00
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16:45
日下部 佑太(九州大学) 岡多様体の族について

世話人

  • 足立真訓(静岡大学)
  • 濱野佐知子(京都産業大学)
  • 松本和子(東京理科大学)
  • 吉川謙一(京都大学)

この研究集会は、科学研究費補助金 基盤研究(A)「複素幾何学への多角的アプローチ」(代表:高山茂晴(東京大学)課題番号26H01995)、基盤研究(C)「開リーマン面のモジュライと接続を用いた多変数関数論の新展開」(代表:濱野佐知子(京都産業大学)課題番号23K03140)、基盤研究(C)「Levi平坦面の複素解析幾何」(代表:足立真訓(静岡大学)課題番号24K06776)の補助を受けています。