教育

1.学部・教職大学院 講義 静岡大学・シラバス

(1)学部
・新入生セミナー(1年)
・算数科教育法Ⅰ(2年・2クラス)
・中等数学科教育法Ⅱ(2年)
・中等数学科教育法Ⅲ(3年)
・算数・数学科教科内容指導論Ⅰ(3年)
・数学科教育特論Ⅰ(4年)
・セミナー(4年)

(2)大学院(教職大学院:実務家教員)
・教科指導論(数学)(1年)
・教科学習論(自然系)(1年)
・課題研究Ⅰ(1年)
・課題研究Ⅱ(1年)
・課題研究Ⅲ(2年)
・課題研究Ⅳ(2年)

2.教職大学院(修士)ゼミナール

(1)どんなことをするの?
 数学教育に関わる研究を行います。研究した内容を学会(日本数学教育学会)などで発表し、意見をもらって、論文作成のヒントにします。

(2)課題研究報告書作成までのプロセス

入学前
・教職大学院の教科教育(数学教育)で研究したいことの打ち合わせ:相談に来てください。

1年生
・テーマの決定
・ゼミナール(研究の進捗状況についての報告と議論)
・構想発表会(2月頃)
・東海地区数学教育学研究会での発表(3月頃)

2年生
・ゼミナール(研究の進捗状況についての報告と議論)
・日本数学教育学会 春期研究大会でのポスター発表(6月)
・日本数学教育学会 秋期研究大会での研究発表(10月)
・中間発表会(10~12月)
・課題研究報告書執筆・完成(1月)
・成果報告会(2月)

 (2)これまでの課題研究報告書・修士論文のテーマ 

論文本体を閲覧したい場合は、教育学部学務係に申し出てください。

・令和6(2024)年度 入学生
・平等 正基(現職派遣)
・小坂 隆之助(現職派遣) 

・令和4(2022)年度 入学生
・伊藤悠人 高等学校数学科における数学を学ぶ意義を感じる単元計画の枠組みの開発と実践

・令和3(2021)年度 入学生
・江川 太一(現職派遣) 中学校数学科におけるプログラミング的思考に つながる能力の育成をめざした授業の考察
-連立方程式の単元の指導を通して-
・八賀 出海 高等学校数学科における数学的モデル化教材の開発と実践

・令和2(2020)年度 入学生(新教職大学院 最初の入学生)
・相磯 加奈子(現職派遣) 小中連携を意識した1次関数 の単元構想の工夫
       ―数学的モデリングに着目した教材の開発―
井村 圭希 高等学校数学科における知識構成型ジグソー法の型に着目した実践研究

・令和元(2019)年度 入学生(修士課程 最後の入学生)
・鈴木 亮太 高等学校数学科における数学的モデル化に関する研究
       ―これからの社会に活きる教材の開発―

平成29(2017)年度 入学生
・杉山 千春 中学校数学科における数学的モデル化過程に関する研究
       -仮定を変えて考える活動に焦点を当てて-
・高橋 快  フレーズ型の式の指導に関する研究
・好川 康平 高等学校数学科における統計的リテラシーの育成に関する研究

 ・平成28(2016)年度 入学生
・内田 大貴 中学校数学科における統計的思考力を育む指導に関する研究
       ―PPDACサイクルの「問題」から「データ」の相に焦点を当てて―
・金井 弘明 中学校数学科における批判的思考力の育成に関する研究
・渡部 和馬 中学校数学科の統計領域における意思決定力の育成に関する一考察

・平成27(2015)年度 入学生
・田中 康稀 小学校算数科における 操作的証明の指導の意義に関する研究
       ―中学校での論証指導への橋渡しに向けて―

・平成26(2014)年度 入学生
・西川洋一郎 「資料の活用」領域における要因を探究する力の育成に関する研究

平成22(2010)年度 入学生(金沢大学)
・大岡 敏幸(現職派遣) 小学校算数科における統計的思考過程の研究

平成21(2009)年度 入学生(金沢大学)
・山口 直美(現職派遣) 高等学校のグラフ力育成のための数学的モデル化過程の授業効果
       -観覧車の動きを題材とした三角関数の学習-

3.学部ゼミナール

(1)どんなことをするの?
①卒業論文の作成…各自が興味・関心を持っている算数教育・数学教育の内容について,先行研究を調べ,新しい教材の開発や指導法の改善について提言したものをまとめていきます。

②基本文献の輪読…メンバーの興味・関心に応じて,論文や書籍を輪読します。

セミナーは,「修行の場」であり,「意見を交わす場」であり,「お互いに高め合う場」であることをモットーにしています。研究授業に参加して,児童・生徒の実態や教師の指導のあり方について検討することもあります。

(2)どんな人がこの研究室に向いているの?
上記のような研究室であることから、
① 算数・数学教育を研究したい。
② 算数や数学の授業に使える、子どもたちにとって身近な教材を開発してみたい。
③ 諸外国のカリキュラムや教科書で、身近な教材をどのように扱っているか調べたい。
④ 算数・数学の先生は、どんな研究をしているか授業観察や学会に参加して調べたい。
⑤ 卒業したら算数を中心とした小学校の先生や中高の数学の先生になりたい。または、大学院の数学教育コースに進学しようかな、してみたいな。
と、考えている人向けです。

「こんなテーマで研究したいのだけど・・・」といった相談・質問やもっと研究室を知りたいという人は、直接研究室へ相談にきてください(教育学部I棟4階の404号室です)。1年間が無駄にならないように、研究室(の雰囲気も含めて)や研究する内容をよく理解しておくことが大切です。

 (3)これまでの卒業論文のテーマ

卒業論文集は,教育学部I棟4階の数学図書室に開架しています。

  • 令和6(2024)年度 卒業論文研究テーマ

・中学校数学科におけるICTを活用した授業
  -主体的・対話的で深い学びの実現をめざした中学校第3学年関数領域での提案-(小笠原 蒼代)
・小学校算数科における概数の指導の研究(粕谷 真子)
・現代的な諸課題の解決につながる教科等横断的な小学校算数科の授業について(菊地 勇翔)
・中学校数学科における子どもの予想を引き出せるような授業について(柴田 日々希)
・高等学校数学Ⅰ「数と式」における教科書の記述についての研究
  -個別最適な学びと協働的な学びに着目して-(柴山 友亮)
・小学校算数における平面図形の指導
  -図形の包摂関係の視点からよりよい指導方法を考える-(黨 彩乃)
・中学校数学科におけるカナダ・オンタリオ州の特徴を活かした授業提案(栁田 健吾)

  • 令和5(2023)年度 卒業論文研究テーマ

・小学校算数科における同種量の割合の指導-関係性を捉えた理解につなげるために-(金指 柚希)
・量分数の意味理解とその定着について(川上 諒嘉)
・数学史を取り入れた中学校数学科の指導(中村 有亜)
・関数的な見方・考え方を養うことができる一次関数の指導-関数を学ぶ意義の実感を目指して-(平井 秀将)
・繰り上がりのあるたし算、繰り下がりのあるひき算の教材開発(深津 比呂)
・小学校算数科におけるICT活用の有効性について(三井 朋香)

  • 令和4(2022)年度 卒業論文研究テーマ

・分数×分数の理解を促進する図表現の研究(池田 壮志)
・小学校算数科における地域教材を用いた算数の授業について-松崎町を中心とした賀茂地域に着目して-(菊地 凛)
・高等学校数学科における可視化する数学を用いた指導-論理的思考力の素地養成を目指して-(熊谷 桂輔)
・小学校算数科におけるゲームを用いた指導(鈴木 慶太)
・アイルランドの教科書分析を通した中学校数学科の学習指導の改善-連立方程式に着目して-(竹田 凱)
・中学校数学科における解析的思考を用いた指導-図形領域での活用-(古川 菫)

令和3(2021)年度 卒業論文研究テーマ

ゲームを用いて楽しく学ぶことのできる算数の授業開発(木下 隼輔)
小中一貫教育を見据えた中学校数学の関数の指導(東海林 奈穂)
他教科と深め合う算数-教科等横断的な視点に立った授業提案-(田中 大輔)
中学校数学科におけるICTを活用した空間図形の実践-位置関係に焦点を当てて-(田畑 美岐)
倍数・約数に関する研究-「深い学び」の実現をめざして-(藤原 淑実)
オープンエンドな問題を用いた算数嫌いの改善-小学校第5学年割合-(松島 健芳)
「三角形・四角形」の論証における統合的・発展的な学習指導-メタ認知を意識させる学習-(森下 航)
証明の必要性の理解を促す授業の研究(本多 克輝)

  • 平成30(2018)年度 卒業論文研究テーマ

・図形の認識に必要な能力の育成~“空間図形の切断”に着目して~(青木 大輔)
・中学校数学科における理科と関連づけた関数指導(斎藤 元起)
・学習意欲を高める算数の指導法に関する研究~「割合」に焦点を当てて~(細川 幸輝)
・中学校数学科におけるキャリア教育の研究-基礎的・汎用的能力に着目して-(松本 歩之)

  • 平成29(2017)年度 卒業論文研究テーマ

・小学校算数科における数学的な考え方を育む指導法の研究-アルゴリズムの考えに焦点をあてる-(今村 隆春)
・算数科教育におけるプログラミング的思考を育てる授業の研究(田中  泰慈)
・算数教育におけるグループ活動のあり方に関する研究(中村 圭佑)
・小学校算数科における数学的モデル化を重視した教材の開発-日常生活へ結びつける力を身につける-(松崎 里穂)

  • 平成28(2016)年度 卒業論文研究テーマ

・割合の素地指導についての研究(亀淵 裕)
・小数の筆算の意味指導についての研究(篠宮 満璃)
・一次関数・関数y=axの理解につながる中学校第1学年における関数指導(杉山 千春)
・中学校数学科におけるコミュニケーション能力を育てる指導法について(高橋 快)
・小学校算数科における問題づくりの授業の研究(花村 理央)
・中学数学における図形の証明の研究
  -三角形の合同を扱う証明の構想に着目して-(米田 翔)

  • 平成27(2015)年度 卒業論文研究テーマ

・中学校数学科における説明する力を高める研究-文字式の分野に着目して- (丸山 瑞穂)
・同種の量の割合の意味指導に関する研究(中村 佳樹)
・中学校数学における二次方程式の研究-既習事項を活用して理解を深めるために-(新村 尚紀)
・関数的な考え方を育てる一次関数の授業づくり(松下 義之)
・意味理解を促す比例・反比例の指導の研究-小中の円滑な接続をめざして-(中村 和樹)
・数学的な考え方を育む文字式の授業の研究(山形 晃弘)

  • 平成26(2014)年度 卒業論文研究テーマ

・時間と時刻の授業づくりの研究 (窪田 稔彦)
・算数科の問題解決過程における言語活動を通した指導の研究-図形の面積に着目して- (土屋 菜々)
・統計的な考えが高まる授業づくりの研究(渡部 和馬)
・中学校数学科における統計の授業づくりに関する研究-生徒の学習意欲の向上を目指して- (石川 祥平)

  • 平成25(2013)年度 卒業論文研究テーマ

・児童の演繹的な考え方を高める研究 -数と計算の領域に着目して-(山田 幸輝)
・ICTを活用した算数教育(高橋 遼平)
・割合指導の改善に関する研究(川端 辰実)
・見取図を用いた空間図形の見方や考え方を深める研究(北澤 由貴)
・関数における式、表、グラフの役割を生かした三位一体の考えを深める研究(田邉 俊樹)
・量感を豊かにする算数教育の研究 -重さ・長さ・かさを通して-(田中 康稀) 

  • 平成24(2012)年度 卒業論文研究テーマ

・統計におけるオープンエンドアプローチによる授業の研究(伊与田 修平)
・表現に着目した演繹的に考える力の育成に関する研究(吉川 和宏)
・図形の論証における図の役割についての研究(鈴木 希)
・フレーズ型の文字式の立式における生徒の思考に関する研究(田中 龍太郎)
・資料の活用における指導法に関する研究-説明での質の向上を焦点に当てて-(西川 洋一郎)
・図や言語を用いた表現力を豊かにする研究-割合の学習を通して-(長谷川まなほ)
・分数の乗法・除法における指導法についての研究-文章問題の読み取りと立式に向けて-(真島 慎也)

  • 平成23(2011)年度 卒業論文研究テーマ

・数学Ⅱにおける効果的な微分の導入に関する研究(奥本 美砂子)
・同種の量の割合における理解ある授業に関する研究(鈴木 元気)
・小学校図形領域におけるデジタルコンテンツ活用に関する研究(鈴木 愛美)
・正の数・負の数の乗法の指導法に関する研究(中村 大地)
・算数教育における数量感覚を豊かにする研究(道下 沙央里)
・中学校数学科における課題学習の研究(河合 隆)

  • 平成22(2010)年度 卒業論文研究テーマ

・中学校数学における比例・反比例の授業開発-利用問題に焦点をあてて-(小塚 絵里)
・算数を学ぶ意義を子どもに実感させる授業に関する研究-数と計算の領域に焦点を当てて-(松本 有紗)
・分数の乗法及び除法の指導に関する研究(八木 靖浩)
・小学校における式のよみに関する研究(渡邊 恵利子)

  • 平成21(2009)年度 卒業論文研究テーマ

・中学校数学科におけるゲームの開発-「数と式」領域に焦点を当てて-(小野寺 主寛)
・諸外国と日本における筆算指導のあり方に関する研究(杉浦 綾子)
・数学教育における活用する力に関する研究(高橋 達也)
・算数教育における教具の活用に関する一考察-平行四辺形の意味理解を深めるために-(辻本 有未)
・ゲームを取り入れた小学校算数科の教材開発(藤田 洋子)

  • 平成20(2008)年度 卒業論文研究テーマ(金沢大学)

・中学校の方程式の教材に関する研究 -二次方程式の利用の教材案研究-
・確率・統計の授業研究
・数学教育における板書の研究

  • 平成19(2007)年度 卒業論文研究テーマ(金沢大学)

・数学を身近に感じられる教材の開発とその指導に関する研究