事業概要
光医工学超領域分野フェローシップ事業は、「光医工学」に関連領域を融合させた「光医工学超領域分野」において学理を探求し、社会的ニーズを把握してその理解を深めることで、分野融合によるイノベーションを創出する能力を身に付けた博士人材の育成を促進します。また、博士人材の育成を通じて、地域をはじめとする社会に貢献することを目指しています。
静岡大学の強みである光・電子工学と浜松医科大学の強みである光医学が融合した「光医工学」の学問分野では、健康、医療、高齢化社会等における課題の解決に向け、世界の医療に貢献する革新的な医療機器の開発や実用化と共に、医療応用分野におけるニーズに応える高度な技術や新たな価値を生み出すことを目的としています。この「光医工学」に、先端ナノテクノロジー材料、情報科学、エネルギーシステムの分野を融合させることにより、原理・基礎・応用の強化と共に、光医工学の成果のシステム化や社会実装の加速、新技術の派生が期待されます。
本事業では、「光医工学超領域分野」の博士後期課程学生が研究に専念できるよう研究専念支援金(年180万円)と研究費(年20万円)からなるフェローシップの支給、ならびにキャリアパス支援・確保へ向けた活動を行います。
本事業の目的の達成のため、フェローシップ受給者には、「光医工学超領域分野フェローシップ事業フェローシップ受給者の義務」に記載の取組に積極的に参加することが求められます。
フェローシップ対象者
次の各号に掲げる専攻に在籍する者で、指導教員の研究室が浜松キャンパスに所在するものとします。
・光医工学研究科
光医工学共同専攻
・自然科学系教育部
ナノビジョン工学専攻
光・ナノ物質機能専攻
情報科学専攻
環境・エネルギーシステム専攻
フェローシップ受給者の義務
- メンターの助言に基づく研究費の適正な使用と管理
- 光医工学共同専攻の授業「医工学概論A」の単位取得【必須】
- 最先端の海外研究者が主催するゼミであるJournal Clubへの参加(年2回を予定、原則毎回参加、修了までに1回の発表担当を推奨)
- 国際会議での発表(1、2年次に年1回以上)
- 4部局国際シンポジウムでの発表【必須】
- 博士キャリア・イノベーションセミナーへの参加(原則毎回参加)
- 企業交流会での研究発表•紹介(2年次中間報告まで少なくとも1回)
- 1年次、2年次の学年末に研究活動報告書を提出【必須】
フェローシップの申請
フェローシップ申請にあたっては募集要項のページをご確認ください。