オンライン教育支援システム

【1】オンライン教育支援システム


本学で有する強力なオンライン教育支援システムの機能、運用状況を説明いたします。この図は、静岡大学で展開している先端技術と、それらを応用したオンライン教育支援システム、SETVの構成を示したものです。

本システムは、教員が制作した電子教材を、インターネットを利用して、学生が時と場所を選ばず受講可能にしたシステムです。

このシステムには、クラウドコンピューティング、IoT、RPA、人工知能、ロボット技術など、静岡大学が有する多くの先端技術が応用されています。

右図は以上の説明をまとめたものです。クラウドコンピューティング、インターネットオブザシングス、すなわちIOT、ロボティクス業務自動化、RPA,人工知能などの先端技術応用が大きな効果を上げています。

【2】(教員側)オンライン教育支援システムの利用


右図で、教員のオンライン教育支援システムの利用方法について説明いたします。
1、PPTの記録機能などを用いて授業動画や電子教材を制作します。
2、授業動画、電子教材をシステムに登録します。
3、科目コードを学務システム、またはメールなどで受講生に連絡します。
あとは、従来の授業と同様に進めます。
右図は授業番組の制作の手順を示しています。従来、動画の制作には高いスキルや高性能パソコンが必要でした。しかし、本システムを用いますと、一般的なパソコンにて簡単に授業動画を制作することが出来ます。
また完成した動画は、クラウドに格納できますので、自身で大容量の保存手段を確保する必要はありません。

【3】(学生側)オンライン教育支援システムの利用


次に、授業を受講する学生の利用方法について説明いたします。
実際の使用方法は極めて簡単です。パソコン、スマホなど、ほぼすべての種類の端末で、いつでも、どこでも高度な教育を受けることが出来ます。
では、手順ごとに説明してまいります。

(手順1)大学教育テレビジョンリンク

右図に示されているインターネットアドレスにリンクし大学教育テレビジョンサイトを開きます。検索機能で検索ワードとして「大学教育テレビジョン」と入力することでもすぐにリンクできます。

次に、科目コードを入力します。科目コードは教員が任意に決定することが出来ます。また情報漏えいを防ぐため、毎週変化させることもできます。

(手順2) 授業一覧表と1回分の授業画面表示

スライドの左側に示しますように、授業一覧表が表示されます。2単位の科目ですと、15回分の授業に対するサムネイルが表示されます。
次に、受講したい授業時限をクリックします。そうしますと、右側に示すように、1回分の授業動画、および電子教材が表示されます。右図はパソコンでの表示を示しています。

授業毎に必要な講義動画、電子教材が一つのクラスター(塊)にまとまっていますので、教員も学生も授業内容を正確にかつ容易に把握することが出来ます。

(手順3) オンライン授業1回分の画面表示

パソコン、またはスマホに、動画サムネイルと電子教材が表示されます。右図はスマホでの表示例です。

次に動画サムネイルをクリックすると、授業動画の再生が開始されます。ダウンロードボタンをクリックすると、教科書、小テストなどの電子教材が、いつでもどこからでも入手できます。1ファイルの容量は最大200メガバイトです。ファイル数の制限はありません。

(手順4) 動画による授業受講

ここでは、講師のはなしの速度を変化させることが可能なことを説明します。自国語以外の言語のヒアリングに慣れていない受講生には極めて有効です。

動画の右下にある速度設定ボタンにより、0.8倍から2.0倍の範囲で再生速度を変化させることができますので、理解が容易になります。また図一覧、または時間スライダーにより、受講したい部分だけを選択することが出来ます。

(手順5)  字幕の多言語変換機能

動画の右下にある、設定ボタンをクリックします。言語変換ボタンをクリックすると自動翻訳機能が表示されます。表示された言語を選ぶと、任意の言語に自動翻訳されます。約60か国語に変換することが出来ます。近年、人工知能の進化により、正確な翻訳ができるようになりました。

(手順6) オンライン授業全部を受講

文科省令によりますと、オンライン教育支援において、15回分の動画授業受講、15回分の小テスト提出、最終試験合格で2単位を取得することができます。本学の場合、受講者は小テスト、最終試験の回答を動画で作成して提出することが推奨されています。これで本人認証、理解度把握がほぼ完全に実現できますので、受講生はキャンパスに来る必要がなくなります。これは本学だけの特長になります。次の図で詳しく説明します。

(手順7) 小テスト、試験回答動画制作・提出

この図は受講生による回答動画制作例を示したものです。受講生は文書で回答を作成し、次にそれを自身の言葉で解説する動画を作成します。AIによる本人認証、または教員が直接、受講生の顔、音声から本人であることを確認できます。また音声による解説により学生の理解度を非常に正確に把握できます。従来はID, パスワード、そのほか要素による認証でしたので、本人が本当にその問題を解いたかどうかの保障はできませんでした。これでは通信教育は成立しません。これに対し、本学での方法はその課題を完全に解決します。技術的には、RPAによる動画制作手法、およびIoT、クラウドによる大容量通信情報基盤が大きな貢献をしています。

【4】従来のオンライン教育の課題


右図に、従来のオンライン教育支援の構造と課題を示します。従来は、受講生の理解度を測定するために、小テストや試験の回答を文書、または電子メールで回収することが一般的でした。しかし、この方法ですと、受講者本人が回答を作成したのかどうかが分かりません。また、理解度の正確な測定を行うことは困難でした。さらに、多くのオンライン学生の回答確認を教員が行うことは大きな負担になり、現実的ではありませんでした。

【5】静大オンライン教育は完璧に解決


これに対し、静岡大学のオンライン教育システムを用いると以下の様に課題が解決されます。受講生は小テスト、演習、期末試験などの回答を動画で行います。これで回答を考え説明したのは完全に本人であることが判断できます。また、本人の説明により理解度測定をほぼ完ぺきに行うことが出来ます。これらの作業の大部分は専門の組織であるオンライン教育支援推進室、OEDが代行します。これによりオンライン学生数が増加しても、教員の業務負荷は、ほとんど増大しません。

また、教員はキャンパス内教室での授業、ゼミにオンライン教育を適用できるようになりますので、作業負荷が小さくなるだけでなく教育の質的向上が得られます。