研究科等連係課程実施基本組織とは
研究科等連係課程実施基本組織とは、大学が自らの判断で機動性を発揮し、学内の資源を活用して分野横断的な教育に積極的に取り組むことができるよう、既存の研究科等の組織の枠を越えた学位プログラムを展開するために、令和元年の大学院設置基準の改正により、新たな類型として設置可能となった組織です。
山岳流域研究院では、自然科学を中心に経済・社会も視野に入れた幅広い分野にわたる教育と研究を行うことにより、自然科学に対する専門知識だけでなく、合意形成能力、経済・社会に対する視野を併せ持ち、山岳流域における自然生態系の喪失や、災害の多発、中山間地の過疎化と産業衰退などの流域が有する課題を解決できる人材の養成を目的としています。既存の総合科学技術研究科及び人文社会科学研究科を連係協力研究科とし、両研究科の教育研究シーズを分野横断的に融合することで、新たな教育課程を展開していきます。
入学定員
7名
学位の名称
修士(流域学)
特色
流域に存在する課題の多くは、自然環境と人間活動の関係性において生じるものであるため、本研究院では、自然科学を中心に経済・社会も視野に入れた幅広い分野にわたる教育を行います。
また、富士山・南アルプスといった山岳域から駿河湾に至るまで、教育に最適なフィールドが揃う静岡の地域特性を活かすこと、更には研究科間の連携を行うことで、山岳域から海までを含む、流域を俯瞰した教育を実現します。