「直流回路内で発生するアーク放電の消弧手法の検証」

陰極と陽極の間にある明い発光がアーク放電です。

この発生の様子を通常のビデオカメラで撮影した結果が次の動画です。

激しいアーク放電が発生しています。

同時に高速度カメラで撮影した結果を次に示します。(3000コマ/秒で撮影、15コマ/秒で再生)

高速度カメラによる撮影によって通常のビデオカメラでは捉えられない、アーク放電の形態を詳細に観察することができます。

次に、永久磁石を使用してローレンツ力によりアーク放電を磁気吹き消しした結果を示します。下の動画は通常のビデオカメラによる撮影結果です。アーク放電は一瞬で消えてしまいます。

これを高速度カメラで撮影した結果が下の動画です。(3000コマ/秒で撮影、15コマ/秒で再生)

肉眼や通常の撮影方法では観察できない短時間現象を高速度カメラによる撮影で明らかにできます。磁気吹き消しによってアーク放電が短い長さで、短時間で消えていることが分かります。アーク放電の形状の変化を詳しくとらえることもできています。(撮影に協力してくれた大学院生の増田君に感謝します)

 

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