※この記事には実験の記録が掲載されていますが、事実の確実性を保証するものではございません。予めご了承ください。
こんにちは、静大みかんクラブです。
とある日の活動でこんな話題があがりました。
「みかんの樹の葉ってどこにビタミンCが多いんだろう…?」
確かに葉の位置によって日当りや葉の新しさなど条件が変わります。
そこで今回はどこの葉にビタミンCが多く含まれているのか検証します!!
今回は葉のついている「高さ」に焦点を絞り、検証を行います。樹全体を1/3ずつ「上」「中」「下」と分け、それぞれの位置から葉を採集します。
葉は色んな樹から少しずつ集め、虫食いなどのない綺麗な葉を採集していきます。
今回の企画では静岡大学農学部のポストハーベスト研究室様にご協力をいただき、実験を進めていきます。
まずは採集した葉を細かく刻み、液体窒素で凍らせます。液体窒素で凍らせることで葉を長期的に保存することが可能になります。凍らせた葉はガラス片のような音がしており、驚きました!!
後日2日目の実験が行われました。
まずは前回凍らせた葉を粉々にし、薬剤を加えてすり潰します。この薬剤は後にビタミンCを抽出するのに必要となる薬剤です。(※抽出:特定の成分を取り出すこと)
すり潰したものは濾過を繰り返し、不純物を取り除きます。
濾過後の液体の様子がこちらです。
この時点で液体の色に差が出ていますね!中→上→下の順に色が濃くなっていっていますね。
これで測定の準備は完了です。
いよいよビタミンCの量を測ります。写真のようにパソコンの画面に出てくるグラフの面積からビタミンCの量が計算できるそうです。
結果はどうなったんでしょうか…?
結果は以下の通りです。
今回の測定では樹の中心あたりから採った葉で最もビタミンCが多いという結果になりました!次いで上、下という順番です。この順番どこかで見覚えがありませんか…?
そうです、濾過後の液体の薄さ順です!
もしかしたらこの色の濃さの差が、ビタミンCの量と関係しているのかもしれませんね…!
今回の実験の様子はみかんクラブのYouTubeでも公開されています。ぜひご覧ください!
また皆様のみかんに対する疑問も大募集中です!!例えば「みかんを揉むと甘くなるって本当?」「葉の有効活用法ってある?」などなど…。ぜひみかんクラブのSNSやYouTubeのコメント、メールなどにお寄せください!