宇宙工学分野の研究は,宇宙探査,地球や惑星の観測,スペースデブリの除去,軌道エレベータ,環境問題解決のための太陽発電衛星への挑戦など,様々な対象において,アイディアレベルのものを実現するためのフィージビリティスタディから,既に確立された宇宙工学技術を高度化するものまで,様々な研究が成されています.山極・有田研究室では,宇宙機システムを研究対象とし,次のような研究を行っています.
山極先生が主宰されている研究テーマは,テザー構造物や推進機の研究(宇宙エレベータ,デブリ除去システム,プラズマ推進技術)です.詳細はこちら.
有田が主宰している研究テーマは,宇宙構造システムの研究(動的座屈の理論・解析,新規宇宙構造物の提案)です.競争的資金による研究は以下のリストの通りで,研究内容詳細は本ホームページのResearchのプルダウンからご覧ください.
期間 | 研究者 | 研究題目 | 資金名 |
2019-2022(育休延長含)実施中 | 有田祥子 | 立体ねじり折り展開宇宙構造物の構造概念の解明と立体モジュラー構造の構築方法の探求 | 科研費 若手研究 |
2018-2021(育休延長含)実施中 | 有田祥子 | 柔軟展開宇宙構造物の形状予測手法の探求と折紙展開構造による実証 | マツダ研究助成 |
2018-2019 | 有田祥子 | 人工衛星HSKSATの開発における姿勢系設計 | 原田精機株式会社(共同研究) |
2017-2019 | 有田祥子 | 静岡大学超小型衛星開発技術者育成拠点の構築 | 静岡大学 高柳記念未来技術創造基金 |
2018~2020年の3年間で,宮崎康行先生(日本大学)による科研費基盤(A)研究課題「大型ゴッサマー宇宙構造物システムの構築理論の確立と実現シナリオの探求」に連携研究者として参加させていただいております.詳細はこちら.