第1回社会連携情報交換会を開催しました

 2021年9月22日(水)午後2時から、サステナビリティセンター、地域創造教育センター主催、地域創造学環共催で、地域連携情報交換会がオンライン形式で開催されました。
 交換会では、社会の持続可能な発展に向け地域と連携した取り組みについて5つの報告が行われました。先ず、教育学部の川原崎知洋先生からは、未就学児の造形体験プログラム「グランシップこどものくに」等を例に、デザインによる地域連携の取り組みが紹介されました。同じく、教育学部の香野毅先生からは、静岡市のNPO法人と連携した発達障害児のサポート活動について報告があり、子供の多様なニーズに応えるためには、子供に関わるあらゆる環境、人、機関が連携の対象となる旨の説明がありました。人文社会科学部の藤井真生先生からは、高校の地歴教員と連携した教員養成の取り組みが紹介され、公開授業等を通して教員の指導力向上を図っている様子等が報告されました。また、地域創造教育センターの山本隆太先生からは、地域連携応援プロジェクトとして、町民の防災意識とジオパークへの関心の向上を目的とした松崎町における取り組み等が紹介されました。最後に、地域創造学環の学生からは、フィールドワークの一環として行われた、東伊豆地区の地域活性化イベント「キンメナーレ」が紹介されました。当日の様子は静岡新聞でも取り上げられました。
 今回の情報交換会には10代から70代までの40名以上の方々に参加していただき、アンケートでは概ね高い評価を得ました。今回は、主に文系の取り組みについて紹介しましたが、今後は、理系の地域連携の実践例も紹介し、さらなる連携活動につなげていきたいと思います。(サステナビリティセンター法実務部門 吉川真理)

※参考:静岡新聞「福祉や教育課題解決へ 静岡大 五つの事例を紹介」(2021年9月24日)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/963328.html


川原崎 知洋先生「デザインによる地域連携の取り組み」


香野 毅先生「NPO法人しずおか福祉のまちづくりを核とした地域支援」


藤井 真生先生「高校教員と連携した教員養成の取り組み」


山本 隆太 先生「地域連携応援プロジェクトを軸とした大学と地域社会の連携:伊豆での事例」



地域創造学環学生「東伊豆フィールドワークにおける地域-大学連携」