「第9回 ランチ de SDGs!」を開催しました

8月19日に第9回「ランチ de SDGs!」が開催されました。
今回は「取り残されるってどういうこと?」をテーマに静岡大学教職員8名で雑談をしました。


SDGsは、「誰一人取り残されない」世界を実現するための目標ですが、「取り残される/取り残されない」とはどのようなことなのでしょうか?

最初に、参加者自身の経験や問題意識などを全体共有しました。
「声をあげる際に謝らないといけない状況は、まるで迷惑をかけているようで悲しい。」
「多様性・包摂性など、便宜上・形式的なスローガンだけで終わっていないか。」

その上で、「取り残さない」をテーマに、参加者から様々な意見が述べられました。
「何に取り組むにしても信頼関係が必要。そのために情報提供・共有が重要ではないか」
「たとえば家事分担などでも、情報共有のあり方で自然と役割が決まってしまう」
「いかに人を大事にするか。相手の立場を理解しようという姿勢の忘れない」
「戦争を経験していない人が戦争の悲惨さを理解しなければ平和が維持できない。経験をしていない相手の立場を理解するにはどうしたら良いのか」
「相手の立場を想像できるために必要な教育の在り方とはなんだろうか」

様々な事例を通して、「取り残される」側・「取り残す」側がお互いの声を聞こうとする姿勢の重要性と、個々人が相手の立場を完全に理解できなくても、それを想像できる力を持つことの必要性が共有されました。

SDGsを考える上で、最も重要なキーワードともいえる今回のテーマは、いくら話しても話し尽くすことはありません。
次回はより身近なキャンパス内に絞って同じテーマで話し合うことが決まり、今回のランチ会は終了しました。

(サステナビリティセンター 連携推進部門 安冨勇希)

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