第10回「ランチ de SDGs!」を開催しました

9月16日に「第10回 ランチde SDGs!」が開催されました。
今回は、「取り残されるってどういうこと?(キャンパス編)」をテーマに静岡大学教職員5名で雑談をしました。

SDGsは、「誰一人取り残されない」世界を実現するための目標ですが、静岡大学内ではどんな課題があるのでしょうか?
最初に、参加者からキャンパス内の問題について共有されました。

  • 「9月入学の留学生は、4月入学の日本人学生と色々とタイミングが合わず、キャンパス内で孤立しがちな状況があるのでは。」
  • 「対面授業とオンライン授業のどちらの形式でも取り残されてしまう学生がいる。また、自宅生は対面授業に出席しても、次のオンライン授業受講のためにすぐに帰宅する必要があり、他学生との交流が生まれにくいケースもあった。」

その上で、「取り残さない」をテーマに、参加者から様々な意見が述べられました。

  • 「留学生は言語の壁も影響している。お互いの共通の興味・関心を交流の糸口にできないか。」
  • 「コロナ禍もあり、留学生と日本人学生の間だけでなく、日本人学生同士でも交流が少ない。もっとキャンパス全体の仕組みが必要」
  • 「相手に面倒をかけたくないという心理も働いているように見える。日本人学生が留学生を頼り、留学生が日本人を頼らざるを得ない仕掛けがあると良い。授業だと授業内のみで完結してしまうので、普段の学生生活で仕掛けをつくるにはどうしたらいいか?」
  • 「オンライン授業が当たり前になると、逆に対面授業が怖いと感じる学生も出てくる。すでに友人関係を重視しない学生もいる。」
  • 「全てオンライン授業で事足りるのであれば、大学教育の存続意義も問われてくるのでは。『静大チャンネル』で良いのか?」
  • 「特に入学時が肝心。新入生が上級生からもサポートを受けられる体制があると良い」

相手に迷惑をかけたくない、嫌われたくないという心理が人間関係の分断を生み出しているのではないかと意見が出されました
「相手に多少迷惑かけて当たり前」「人に頼って大丈夫」という安心感を大学内で醸成させていく重要性を再確認しました。

雑談会の最後には参加者から「楽しかった。研究室にいると、こうした雑談の機会も少ない。もっとこうした機会を教職員に更に広げられたら」との感想が上がり、笑顔と共に今回のランチ会は終了しました。(サステナビリティセンター 連携推進部門 安冨勇希)


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