【スタッフ活動報告】板倉美奈子教授

2022年12月22日に開催された静岡大学カーボンニュートラルワーキンググループの第4回会合において、板倉教員が「教養課程・学部教育課程におけるSDGs・脱炭素教育」について報告を行いました。

「カーボンニュートラル実現に向けた大学等コアリション」に本学が参加してことを契機に学内に設置されたこのワーキンググループでは、第4期中期目標・中期計画をふまえて、地域におけるカーボンニュートラル実現に向けた大学の取組みについて議論を行ってきました。

カーボンニュートラル教育をテーマとした第4回会合での報告では、カーボンニュートラル実現に向けて持続可能な形で取組みを進めるためには、大学生など次世代の中核人材の育成を重視している国の政策や大学等コアリションでの議論、先行する他大学での取組み事例が紹介されました。そのうえで、教養教育に関しては、関連する科目の体系性・系統性を意識する、フィールドワークなど実践教育との有機的なリンク付けを図る、キャンパスを実践フィールドとして活用すること等が必要、学部教育に関しては、キャリア教育としての社会課題解決能力の育成を含むカーボンニュートラル教育やテクノロジーのみならずその実践のための能力を修得できるような教育が必要であるという認識を教員が共有することが重要なのではないかなどの問題提起がなされました。

報告後の議論では、このような問題提起をふまえて、本学におけるカーボンニュートラル教育の充実に向けて、実行可能性を考慮した上で、全学的な取組みを進めていくために、ワーキンググループが今後どのように働きかけをしていくのかについて意見交換が行われました。