環境変動適応部門

環境変動の下での自然共生適応循環社会の構築

温暖化等の気候変動や人為的影響を受けて、静岡の豊かな環境と資源がダメージを受けています。駿河湾の水産資源、県中部および伊豆地区の森林再生をターゲットとして、環境変動の下での海洋と陸域を繋ぐ、自然共生循環型社会の実現を目指した研究と教育を行います

所属スタッフ

部門長 藤原 健智
スタッフ 近藤 満三重野 哲日下部 誠徳岡 徹ベアトリス・カサレト

 

センタープロジェクト

駿河湾のサクラエビ不漁問題解決に向けた生態系と海洋環境の科学的調査の研究
責任者 ベアトリス・カサレト
研究概要 近年、地球温暖化による海水温の上昇、異常な降水量増加、河川流量と土砂流出の増加により、海洋環境が急速に変化している。2017年からサクラエビの漁獲量は急激に減少し、春漁・秋漁は縮小・中止に追い込まれ、漁業者・関連業者に打撃を与えている。そこで本研究では、県・市・漁協と協力しながら科学的な調査を実施し、不漁の原因の解明した上で、技術開発を含めた具体的な解決策を示すことを目的とする。
関連するゴール
ホームページ https://wwp.shizuoka.ac.jp/sakuraebi/

 

スギ・ヒノキ人工林の広葉樹林化による国土再生に関する研究
責任者 徳岡 徹(理学部/サスティナビリティセンター環境変動適応部門)
研究概要 戦後高度経済成長期にスギやヒノキなどの人工林が植林されたが(拡大造林)、その後の木材価格の低迷や中山間地の過疎化・高齢化に伴い、管理されずに放置される森林が増えて社会問題化している。そのため、木材生産に適さないスギ・ヒノキの人工林は「長伐期化」「広葉樹林化」「針広混交林化」が進められている。しかし、この「広葉樹林化」に関しては批判的な意見も多く、どのタイプの広葉樹林へ誘導するのが最適なのかがはっきりしない、最適な誘導方法が確立されていない、天然林は本当に水土保全機能や生物多様性が高いのか否か、などの問題がある。そこで、静岡県内における2地点で実際に人工林を自然林へ改変し、その際にどのような過程を経るのかを記録し、人工林を容易に最適な広葉樹林へ改変する方法を開発する。これらの事例を積み重ねることで、静岡県における広葉樹林化のガイドラインを策定し、豊かな森林づくりに役立てることを目的としている。
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