研究室紹介
当研究室は,静岡大学工学部化学バイオ工学科環境応用化学工学コース内の研究室です。
おもに乾燥操作についての研究を行っています。
メンバー
教員 立元 雄治(たてもと ゆうじ)
所属学会 化学工学会,粉体工学会,日本食品工学会,廃棄物・資源循環学会など
著書 第2版初歩から学ぶ乾燥技術-基礎と実践-(共著),はじめての乾燥技術(共著)
わかる!使える!乾燥入門(共著),トコトンやさしい乾燥技術の本(共著)ほか
<当研究室所属学生>
学部の4年生は4月から研究室に配属されます。
修士2年生 2名
修士1年生 2名
学部4年生 3名
研究内容(乾燥操作)
当研究室では,乾燥操作に関する研究を行っています。おもに以下のテーマに取り組んでいます。
低温度流動層内に挿入した材料の昇華乾燥特性調査
減圧媒体粒子流動層内における微粒子懸濁液の乾燥特性調査
回転揺動型円筒容器内における粉粒状材料の熱風乾燥特性調査
大気圧-減圧圧力変動を伴う流動層内に挿入した材料の乾燥特性調査
減圧過熱水蒸気流動層内挿入した食品原料の乾燥特性と乾燥後材料の特性調査
乾燥操作
乾燥操作は,液体で湿った材料を加熱して液体を蒸発除去し,乾燥製品を得る操作です。
食品工業や医薬品工業をはじめといた多くの産業で使用されています。
乾燥操作は多量のエネルギーを要することから省エネルギーが必要です。
また,食品原料などの熱に敏感な材料は,乾燥条件(特に温度)によって乾燥後の製品品質が変化します。
このため,低温度での乾燥が望まれるケースが多くありますが,低温度では乾燥時間が長くなるため,短時間での乾燥も要求されます。
当研究室では低温度でありながら比較的高速度で乾燥する方法を探索しています。