PEM8-2018に行ってきました。

(昨年度のことですが…)
2018年11月8日から10日までベルリンで開催された8th Peptide Engineering Meeting (PEM8-2018)に行ってきました。

PEMはこれまで参加したことがなく、久々のベルリンということもあり、とても楽しみに参加しました。実際参加してみて、学会としてはそこまで大きな規模ではなく、大学の講堂が全席埋まるくらい(約200人)でしたが、朝から夕方までみっちりの講演が3日続き、いろんな意味でお腹一杯の国際会議でした。

今回PEMに参加した目的の一つは、筆者のライフワークとも言えるアルケン型ペプチド結合等価体について、MIT・Ronald Raines先生と直接ディスカッションするためでした。Raines先生はアルケン型ペプチド結合等価体をプローブとしてコラーゲン等の生体分子の構造解析や理論計算による解析などを報告しており、一度はディスカッションしたいと常々思っていました。(恐る恐る)休憩時間に話しかけると、とても気さくに対応してくれて、とても有意義なディスカッションをしてくれました。

今回のPEMは、学会の規模がそこまで大きくなく、会場が市の中心部から少し離れていたこと(今回限りかもしれません)が幸いし、講演者のほとんどがポスター会場にいるようで、Raines先生以外にも、ETH・Helma Wennemers先生や、University of Wisconsin at Madison・Samuel Gellmann先生、New York University・Paramjit Arora先生と濃いディスカッションをしました。

一緒に参加した東京薬科大学・高山健太郎先生、北海道大学・渡邉瑞貴先生のおかげで、貴重な経験をすることができました。ありがとうございました!