第48回TPCECのご案内

faculty

第48 回TPCECのご案内をいたします。
4月は対面で実施いたします。

日時:4月5日(土)14:00ー17:00
場所:立教大学6号館 6206教室
プログラム

1)14:00~15:20 研究報告

2)15:25~16:40 文献検討

3)16:45~17:00 次回研究会に向けての話し合い

 

【プログラム要旨】
第1部—研究報告―

テーマ「1歳以上3歳未満児の水との関わりの研究について」

報告者 最上秀樹(学習院大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程後期在籍)

私は、子どもたちはもちろん、園や保護者のみなさまのご理解とご協力を経て、修士論文研究にて「1-2歳児は水とどのように関わっているか―園における自然発生的場面の微視発生的分析―」に取り組みました。本研究は、子どもと環境との相互作用や関係性をどのように理解し、捉えていけるかについて検討し、保育方法の基本でもある環境を通して行う保育としてとても重要な視点であると考えます。そこで1歳児クラス~2歳児クラスの子どもたちが、水道の水、水たまりの水、水遊びでの水など、多様な状況や場における水と、どのように関わり合い、どのような相互作用が生起しているかについて、事例分析と考察を行いました。現在も発展的に研究を続けている過程も含め、報告させていただければ幸いです。

 

第2部―文献検討―

Alison Clark著、『Listening to Young Children, Expanded Third Edition: A Guide to Understanding and Using the Mosaic Approach』の「第4章 ケーススタディ:モザイクアプローチを用いて Case Studies: Working with the mosaic approach」を読みます。
※参加者のみなさまには、報告レジメを事前に共有します。

★文献情報
タイトル:Listening to Young Children, Expanded Third Edition: A Guide to Understanding and Using the Mosaic Approach
著者:Alison Clark

本の概要:モザイクのアプローチは、子どもを「自分の人生の専門家」とみなし、大人と話したり、歩いたり、作ったり、マテリアルを検討したりすることを通して、幼児の視点を理解するための創造的な枠組みを提供します。この本では、幼児期の保育において、子どもの視点や経験にどのように焦点を当てることができるかについて述べてられています。マルチメソッドアプローチは、デジタルツールとインタビューや観察することを組み合わせて、大人が現在の実践を見直し、子どもたちと一緒に変化をもたらすことを可能にします。

本書は、著者の好評作『Listening to Young Children』と『Spaces to Play』を第3版にまとめ、著者の独創的で画期的な研究を基に、イギリス、デンマーク、ノルウェー、オーストラリアの4カ国で実施されているケーススタディを交えて、モザイク・アプローチの展開と適用について解説しています。幼児、年長の子ども、大人にフレームワークを使用し、適用させるためのガイダンスに加えて、関連する倫理的および方法論的問題に関する新しいマテリアルについて触れられています。

★文献の入手方法について
本は現在こちらで購入できます。もし購入が間に合わない場合は、文献のコピーを一部共有します。事務局までお知らせください。

第3部—次回研究会に向けての話し合い―

次回以降の研究会で扱うテーマや内容について話し合います。

【これまでの文献・参考資料、報告資料】

これまでの実践報告及び文献検討の参考資料が必要な方は事務局までご連絡ください。

【参加申し込み】

参加を希望される方は事務局(井上) tpcec@outlook.comあてに「4/5研究会参加申込み」とし、
1)お名前 *2)ご所属*3)電話番号*4)メールアドレスを明記の上4月1日(火)を目途にお申し込みください。
*前回申込時から変更がある場合のみ記載してください。