このページでは理学部数学科1年生用の計算練習問題を掲載しています。夏休みのうちに積分の計算を復習しておきましょう。
解答例を眺めるのではなく,実際に紙に書いて取り組みましょう。高校のときの教科書や解析系科目の教科書を参照しながら解けば良いです。図書館にあるたくさんの微積分学の書籍も参考にしてください。
第1回 基礎
第2回 置換積分と部分積分
第3回 有理関数と無理関数の積分
第4回 三角関数の積分
第1回 基礎
1 次の不定積分,定積分を求めよ。
第1回の解答例
1.
を定数とすると, より,( は積分定数)が成り立つ。これを使う。
2.
を定数とすると, より,( は積分定数)が成り立つ。よって
4.
定数 に対して,より,( は積分定数)が成り立つ。よって
第2回 置換積分と部分積分
1 次の不定積分を求めよ。
2 次の定積分を求めよ。
第2回の解答例
1
1.
を展開してから多項式の積分をしても良いですけれども,せっかくですから置換積分をしましょう。以下, は常に積分定数とします。
とすると, である。
2.
これも を展開してから多項式の積分をしても良いですけれども,せっかくですから置換積分をしましょう。勉強は効率が悪い方が良いに決まっていますが,計算だけは効率よく行きましょう。そもそも,不定積分という考え方自体が効率を求めた計算方ですし。
とすると, である。
4.
これも部分積分の練習問題です。でもちょっとした工夫が必要です。 であることを思い出しましょう。
6.
これも部分積分の練習問題です。不定積分の公式を使います。
2
1.
を展開してから多項式の積分をしても良いですけれども,せっかくですから置換積分をしましょう。
とすると, であり,
2.
これはどちらを置換するかで手間が変わります。どちらを置換する方が手間がかからないか,分かりましたか。
とすると, であり,
5.
これはいじわるひっかけ問題です。4. との違いを理解してください。
とすると, であり,
第3回 有理関数と無理関数の積分
1 次の不定積分を求めよ。
2 次の定積分を求めよ。
第3回の解答例
1
2.
という式変形ができれば,あとは 1. と同じです。
3.
という式変形ができたでしょうか。積分の計算のために,もう一歩踏み込んで,
まで計算をしておきましょう。
4.
これは置換積分をするだろうことは想像つくと思います。 とすると, より,これは という変換だとも考えられます。このとき, は の関数であり, の関数 を で微分すると, となります。
6.
これは と置換するパターンです。このとき,
となります。よって,
2
1.
とすると, であり,
この範囲において, であることに注意しましょう。
2.
とすると, であり,
この範囲において, が成り立つことに注意しましょう。
3.
とします。なぜこうするかは から逆算して考えました。このとき, であり,
この範囲において確かに が成り立ちます。
第4回 三角関数の積分
1 次の定積分を求めよ。
第4回の解答例
1
2.
1. と似た問題なのですが,置換積分をしたあとの計算が違います。ご注意を。
とすると,, であり,
4.
いじわるひっかけ問題です。できましたか。
とすると, であり,