全体ゼミ
概要
全体ゼミは研究室のメンバーが一堂に集い,研究室内で取り組む研究領域に関する知識や技術をメンバー間で共有するために週に1回開催しています.対外発表の直前には発表練習をしたり,実験協力者を多数呼んで実験を行なう場合には,通常複数の実験を連続的に行なうため実験担当者が実験協力者の都合を調整したりするために利用されることもあります.通常は取り扱う領域に関する主要論文や主要書籍,新着論文の輪読とディスカッションをしたり,統計分析法やプログラミング言語等の技術的なスキル修得のためのレクチャーがおこなれています.
全体ゼミは大学院生が主導していますので,教員はオブザーバー的立場で参加し,必要に応じて指導を行ないます.したがって学生らによる自主的な活動が中心となっています.このことは当研究室の学生が中心となってが主催する認知的コミュニケーションワークショップの運営にも活かされています.
他研究室の方,これから研究室に配属される1~3年生の方の参加も歓迎です.研究室の様子を知りたい,知識やスキルを身につけたいという方はどうぞお気軽にご参加ください.
今年度の開催日時
毎週火曜日 9:00~10:30 @J1501
※新型コロナウイルスによる影響がある間はオンライン
読んでおいてほしい文献
- 『ソーシャルブレインズ ~自己と他者を認知する脳~』
開一夫/長谷川寿一(編)/2009/東京大学出版会 - 『論理と会話』
P.グライス(著),Paul Grice(原著),清塚 邦彦(翻訳) /1998/勁草書房 - 『Forms of Talk』
Erving Goffman/1981/Univ of Pennsylvania Publishing - 『生態学的視覚論―ヒトの知覚世界を探る』
ジェイムズ-ジェロ-ム-ギブソン,古崎敬/1985/サイエンス社 - 『原初的コミュニケ-ションの諸相』
鯨岡峻/1997/ミネルヴァ書房 - 『ヒトらしさとは何か―ヴァーチャルリアリティ時代の心理学』
北原 靖子,渡辺 千歳,加藤 知佳子/1996/北大路書房 - 『新曜社認知科学選書 アナロジーの力―認知科学の新しい探求』
ホリオーク キース J,サガード ポール,鈴木 宏昭,河原 哲雄/1998/新曜社 - 『関連性理論―伝達と認知』
D.スペルベル(著),D.ウイルソン(著),Dan Sperber(原著),Deirdre Wilson(原著),内田 聖二(翻訳),宋 南先(翻訳),中逵 俊明(翻訳),田中 圭子(翻訳)/2000/研究社出版 - 『「志向姿勢」の哲学―人は人の行動を読めるのか?』
ダニエル.C.デネット(著),Daniel.C.Dennett(原著),若島 正(翻訳),河田 学(翻訳)/1996/白揚社 - 『人とロボットの“間”をデザインする』
山田 誠二(著)/2007/東京電機大学出版局 - 『The Media Equation: How People Treat Computers, Television, and New Media Like Real People and Places』
Byron Reeves(著),Clifford Nass(著)/1996/Cambridge University Press
ほか多数.
近いうちに分野ごとに整理します.
領域別ゼミ
概要
領域別ゼミでは,週に1回の頻度で定期的にメンバー(学生)の研究進捗状況を所定のフォーマットに準じて資料としてまとめ,口頭で教員に報告します.教員は報告内容について質問をしたり,助言を与えたり,共に問題解決のために思案したりと自由な形態でディスカッションを進めていきます.領域別ゼミは学生と教員とが1対1で行なうのではなく(事情によりそうなることもあります),基本的に当研究室で取り組まれている主な研究テーマごとのグループ(3~5名)を単位として参加し,個々の報告内容ついて教員と共に参加メンバー全員がディスカッションに参加します.
領域別ゼミでは通常の研究進捗状況の報告だけでなく,学生の日常的な相談や就職に関する指導なども合わせて行なうことで,有意義な学生生活が過ごせるようにするためのサポートを行なうことも兼ねています.さらにオプションで,学生は教員の与太話を強制的に聞かされることで,自分にはどうでもいいことをさも関心があるかのように対応する忍耐力と世渡りがちゃんとできる社会人としてのスキルもたっぷり身につけることができます(冗).今は無駄なことでもきっと就職活動の際に役立つはず!
こちらのゼミも他研究室の方,これから研究室に配属される1~3年生の方の参加も歓迎です.ただしディスカッションの内容は高い専門性を必要としますので,事前にご相談ください.
今年度の開催日時
毎週火曜日 10:30~18:00 (※) @J1512(教員研究室)
※新型コロナウイルスによる影響がある間はオンライン
※1グループ当たり約90~120分程度.