静岡大学農学部数理データサイエンスAI教育プログラム

到来しようとしているSociety 5.0が目指す社会では、必要な情報を必要なときに提供されるようになり、情報活用の面での省力化や個々人の要求に応じた高いレベルでの平準化が期待されています。この概念を農業分野でも推し進めるのが、スマート農業の本質であり、実現には数理・データサイエンス・人工知能(AI)が重要な役割を果たします。
また、ゲノム・メタゲノム情報の利用やバイオインフォマティクスビッグデータの解析といった生命科学分野においてもAIが活用されるようになっています。
静岡大学農学部では数理・データサイエンス・AIの基礎的な知識とスキルの修得を目指すプログラムを展開しています。

教育プログラムの概要

・プログラムの目的
スマート農業やゲノム・メタゲノム情報の利用を支える,AIに関連した技術を理解することにより,第4次産業革命やSociety5.0などの新しい時代の変化に対応できる人材を育成する.

・身に付けられる能力
AIに関連した技術の概要を理解するとともに,プログラミングを通してAIを活用したデータの解析方法を習得する.

・開講されている科目の構成
数学概論A・数学概論B(生物資源科学科向け)及び数学概論・統計学(応用生命科学科向け)は「数学基礎(統計数理、線形代数、微分積分)」に加え,数学発展の内容を含む.数理・データサイエンス入門は「データサイエンス基礎」を含む.AI概論ではAIの概要やAIを実現するための手段を扱う.AI演習ではプログラミングの基礎やデータ解析を扱う.なお,プログラミングには機械学習を含む.

・修了条件
以下の科目の単位を取得する.
生物資源科学科:数学概論A,数学概論B,数理・データサイエンス入門,AI概論,AI演習
応用生命科学科:数学概論,統計学,数理・データサイエンス入門,AI概論,AI演習

・実施体制
数理DS・AI教育ワーキングメンバーが計画し,科目担当教員が実行する.学生による授業評価アンケートなどを用いて内部質保証委員会が評価し,フィードバックを受け取った科目担当教員が改善を図っていく.

教育プログラムについての自己点検結果

教育プログラムについての自己点検結果

教育プログラムの申請書類一式