投稿者: 石原 清史(昭和54年 農学部農学科卒)
在京の同窓会支部(教育学部同窓会関東支部、岳陵会東京支部、浜松工業会東京支部、理学・地学同窓会東京支部、農学部同窓会東日本支部)では、第1回の東京交流会(2013年)の開催に当たり5支部の連携が始まりましたが、その後の東京交流会への取組みや各支部総会への相互出席などを通じて、その連携体制を築いてきました。そうした中、支部を超えた交流や情報交換を図る機会をもっと設けられないかとの意見が出され、新たな取組みとして懇談会を開催することとなりました。
その第一弾を、令和2年2月15日(土)に日本大学文理学部8号館レクチャーホール(東京都世田谷区)で開催しました。開催する上で問題となるのは会場の確保です。一般の会場ではお金がかかりすぎるため、今回は、理学同窓会の竹内真司氏(日本大学文理学部地球科学科教授)に同大学の立派な会場を手配していただきました。
懇談会では、理学・地学同窓会東京支部長の藤岡換太郎氏が講師となり、「フォッサマグナの謎 ~日本列島の真ん中の大きな溝はどうしてできたのだろう~」と題して講演していただきました。藤岡氏が2018年8月に著した『フォッサマグナとは何か』(ブルーバックス)は販売されるとたちまち増刷を重ね、大きな反響を呼びました。講演では、地球科学の基礎的な知識をお話された上で、日本のど真ん中にどっかりと胡坐(あぐら)をかいている「フォッサマグナ」の正体について、日本列島の成り立ちから専門的な内容をわかりやすく解き明かしていただきました。同窓生が講師ということもあって忌憚のない意見交換が活発に行われました。
講演終了後、今後の同窓会の活動について懇談が行われました。また、場所を変えた懇親会にも多くの方が参加し、学生時代の思い出、静大の統合・再編問題など幅広い話題で盛り上がりました。