【第155回】 還暦を迎えて、新しい道への一歩

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投稿者: 瀧 孝之(昭和57年度 農学部農芸化学科卒)


今こうして、パートナーと一緒に小さいながら農業経営という新しい道への一歩が踏み出すことができました。

令和3年3月、60歳年度末定年により36年務めた農業団体を退職しました。時代は継続雇用制度の選択を主流に退職を選択した者は私だけでした。「君はやることがあっていいね」と言われながら・・。やることがあるように考えて行動したから今がある。自分に言い聞かせています。

就職した当初は、55歳定年でほとんどの方が辞めていました。退職後は、父母から引き継いだ農地を活用することに決めていました。農地を活用するための準備には、それなりの努力を必要とし、就職してから土日、祭日等空いている時間を農業の手伝いを行っていました。父が亡くなった際、母と私だけでは手が足りないので柑橘栽培の農地は貸し、耕作放棄地にならないように管理をお願いしました。

さて、定年にあわせて貸していた農地も帰ってきました。規模は小さいですが施設苺栽培(紅ほっぺ)、施設金柑栽培(こん太)、柑橘栽培(青島みかん、太田ポンカン、はるみ、不知火、由良早生みかん)と種類が多い。農業経営を始めると、青島みかんは、はるみと由良早生に改植されていて、以前とは勝手が違っています。そうです、施設苺栽培、青島みかん、太田ポンカンは、栽培してきましたが、はるみ、由良早生、施設栽培(こん太)は、今年からチャレンジなのです。新しいことは、大変ですが面白いこと。美味しいものを作ると笑顔が帰って来ます。

還暦、定年からの農業経営ですが、これから皆さんに喜んでもらえる農産物を生産するように二人で農業に励みたいと思います。