XPSの共用ルール(日本語)

XPSの共用再開にあたって、ライセンス制とします。

ライセンスの趣旨
高度な機器であるXPSを良い状態に維持するため、使用経験の十分でないユーザーや理解の不足しているユーザーの使用を制限する。併せて、ライセンス取得者や機器担当者が代理測定を行うことでどのような利用希望者に対しても機器使用する機会を提供する。

1.  ライセンスを与えるにあたって①マニュアルを自分で用意してください。単純なコピーを持ってくるのは不可とします。問題を起こしやすい②真空の取り扱い、③試料の固定の仕方、④試料の導入と取り出し⑤諸注意について説明をします。そのうえで実際に操作してもらい問題がなければユーザーにライセンスを与えます。ライセンス承認は当面は石川が実施、将来的には今後発足させるXPSユーザーグループの教員も担当することとします。

2.  前回使用から3カ月以上のブランクの空いたユーザーはライセンスを停止します。再度ライセンス認証を受けることはOK。認証を受けたにも関わらずほぼ使用しないままライセンス停止となった場合、それ以降の認証には対応しません。

3.  ライセンスのないユーザーは使用不可とします。研究内容的な理由でどうしてもXPS測定が必要な場合はライセンスを持っている同じ研究室のユーザーへ測定依頼するか、石川が依頼測定として対応します。

3. ライセンス認証試験は、すでにライセンスを取得している同じ研究室のユーザーもしくは石川から使用法のトレーニングを十分受けたのちライセンス試験実施の希望を石川まで連絡してください。ただ、今後の継続利用が予定されていない場合は試験希望を出されてもお断りします。

4.  ライセンスを持っていないユーザーはライセンスを持っているユーザーが終始立ち会う条件でトレーニングを受けることはできるが、ライセンス認証試験を受けてライセンスを取得するまで単独使用は認めません。ライセンスを持っているユーザーが名義だけ貸して実質として未ライセンス者が単独使用していた場合はライセンス者のライセンスを取り消しそれ以降のライセンスは認めません。

5.  ライセンスを取得したユーザーと管理者はXPSの管理グループのメーリングリストへの参加を義務付けます。

6. ライセンスは①機器担当者からの機器の説明と②機器担当者が3回程度立ち会って基本的な操作を習得していること確認できたことをもって承認します。

 

変更の記録

2024.8.24

2. 認証と停止を繰り返す場合 、それ以降の認証には対応しません。
→認証を受けたにも関わらずほぼ使用しないままライセンス停止となった場合 、それ以降の認証には対応しません。

目的や意図
ライセンス認証にも担当者やユーザーグループに参加している教員のマンパワーを必要とします。そのようなマンパワーを要求して取得したにも関わらずライセンスをほぼ使用しないで執行させることを防ぐため。低頻度でしか使用しないなら依頼測定で対応します。

6を追加

目的や意図
ライセンス認証の内容を明示しました。