分析マイスター教育プログラムとは?

静岡大学浜松キャンパスには「浜松共同利用機器センター」という共用研究施設があります。そこでは研究活動に必要不可欠な分析装置が50台近く管理されています。静岡大学で研究をする人は誰でもこのセンターを利用することができます。また、センターには10数人の分析スペシャリストがおり、皆様の研究をサポートしています。

浜松共同利用機器センターは、静岡大学のメンバーだけでなく、近隣企業の利用も受け付けています。これまで静岡県や愛知県を中心とした多数の企業を受け入れた実績があり、大学と地域を結ぶ「知の拠点」という重要な役割を果たしています。

浜松共同利用機器センターは、学生の中から分析スペシャリストを育てることを目標に、2019年度から「分析マイスター教育プログラム」を始めました。これまでに18人の学生を分析マイスターとして認定しています。分析マイスターの学生は研究室配属から即戦力になる、と先生方から好評をいただいております。

分析マイスターの学生は浜松共同利用機器センターの業務の一部をアルバイト(有給)として担当することも可能です。浜松共同利用機器センターの業務を経験することで、今後の研究活動や就職活動に役立つスキルを習得できるでしょう。
(アルバイトの一例) |
仕事内容 |
透過電子顕微鏡の動作確認 |
頻度、回数 |
毎月第2水曜日9~13時、全9回 |
時給 |
1,000円 |
教育プログラムのスケジュール例
前半
2024年10月~
2025年3月 |
座学+分析体験
分析の原理を学ぶ座学と、実際の分析の体験を、交互に行います。
毎週木曜日7・8時限目(14:25~15:55)に行います。
前半のみの参加も大歓迎です。 |
後半
2025年4月~ |
実技
浜松共同利用機器センターの分析装置の中から1台選択し、装置の操作訓練や、分析結果の解析を練習します。
日程はフレキシブルです。 |
試験
~2026年3月 |
マイスター認定試験
教育プログラムで得た知識と技能をお披露目して、分析マイスターに認定されます。
試験に挑戦するタイミングは任意ですが、最終締め切りは3月末です。
また、マイスターの称号を就活に活用する予定の方は早めの挑戦を推奨します。 |
10月3日 |
|
開講式・
浜松共同利用機器センター見学ツアー |
10月10日 |
座学 |
真空入門 |
10月17日 |
座学 |
XRD |
10月24日 |
体験 |
XRD |
10月31日 |
座学 |
TEM |
11月7日 |
体験 |
TEM |
11月14日 |
座学 |
SEM |
11月21日 |
座学 |
AFM |
11月28日 |
体験 |
SEM・AFM |
12月5日 |
座学 |
NMR |
12月12日 |
体験 |
NMR |
12月19日 |
座学 |
XPS |
1月9日 |
体験 |
XPS |
1月16日 |
座学 |
分光測定 |
1月23日 |
体験 |
分光測定 |
※このスケジュール例は変更の可能性があります。
分析マイスター第6期生募集中!
応募資格:特になし。学部学年問いません。
応募締切:8月2日(金)
プログラム前半のみの参加も大歓迎です。
※応募者多数の場合は応募フォームの内容で選考を行う可能性があります。あらかじめご了承ください。選考結果は8月9日(金)までにメールにてご連絡します。
