静岡大学工学部電子物質科学科
大学院総合科学技術研究科 工学専攻 電子物質科学コース
石田研究室へようこそ!
研究テーマ: 半導体・量子井戸物性、IV-VI族半導体中・遠赤外レーザ、熱電理論・熱電材料、ホットウォールエピタキシー(HWE)
石田明広教授は、2024年3月31日をもちまして、静岡大学を定年退職致しました。定年退職後は静岡大学での研究成果を基に静岡大学発ベンチャー 合同会社アートNGS研究所をスタートさせました。当研究所では、波長3μm~50μmの中・遠赤外域のIV-VI族半導体レーザの研究開発や熱電デバイスの技術相談を行っています。新しい連絡先は、下記になります。
〒433-8104 浜松市中央区東三方町23-5 アートテクノ会館内
合同会社アートNGS研究所
代表 石田明広(静岡大学名誉教授)
e-mail: ishida.akihiro@shizuoka.ac.jp
大阪大学基礎工学研究科中村研究室との共同研究論文 ”Heat transport through propagon-phonon interaction in epitaxial amorphous-crystalline multilayers” by Takafumi Ishibe, Ryo Okuhata, Tatsuya Kaneko, Masato Yoshiya, Seisuke Nakashima, Akihiro Ishida, and Yoshiaki Nakamura がCommunications Physics Vol. 4, 153 (2021) へ掲載されました。
フランスのグルノーブル・アルプ大学、チェコ共和国カレル大学との共同研究論文 “Landau level spectroscopy of PbSnSe topological crystal insulator” by K. K. Tikuisis, J. Wyzula, L. Ohnoutek, P. Cejpek, M. Hakl, C. Faugeras, K. Vyborny, A. Ishida, M. Veis, and M. Orlita がPhysical Review Bへ掲載されました。[Physical Review B 103 (15), 155304 (2021)]
ゼーベック係数、電気伝導率、熱伝導率の温度依存性を考慮した熱電変換効率の計算式を導出(J. Appl. Phys. 128, 135105 (2020))
PbTe/PbSnTeタイプII量子井戸による波長25-50mmの未開拓波長域バンド間カスケードレーザの研究
A. Ishida, et al., Appl. Phys. Lett. 113, 072103 (2018);
図1. PbTe/PbSnTe/CaTe超格子のサブバンド構造.
図2. PbSnTe及びCaTe/PbTe/PbSnTe超格子の光学透過特性とバンド間吸収特性。PbTe/PbSnTeタイプIIヘテロ接合の基底サブバンド間の強い吸収が得られる。
Si基板上へのPbSrS/PbSショートキャビティレーザ
(シングルモード・チューナブルレーザダイオードへの応用をめざして)
Akihiro Ishida and Seisuke Nakashima, Appl. Phys. Lett. 111, 161104 (2017).
熱電物性及び熱電デバイス
高キャリヤ濃度p型PbTeのゼーベック係数をブリルアンゾーンのΣ軸上の重い正孔バレイを考慮して理論計算し、Heremansら (Science 321, 554 (2008)), Y. Peiら (Nature 473, pp.66 (2011)), Zhangら ( JACS 134, pp.10031 (2012)), 及び J. Vineisら(Phys. Rev. B 77, 235202(2008))実験結果と比較し、理論と実験との良い一致が得られた。