Quartus/プログラミング

設計・ピン配置・コンパイルが終了したらFPGAに書きこめるバイナリファイルができている。このバイナリファイルをFPGAに書き込んで(ダウンロード)してFPGAが機能する。

プログラミングの手順

Progarmmerを使用してデバイスにプログラミングを行う。 DE2-115実験ボードにはUSBケーブルを接続して、USB-Blaster タイプのプログラミング・ハードウェアとして書き込む。

ドライバの登録

USB-Blasterを初めて使用する場合には、USB−実験ボードの接続に失敗(認識できていない)することがある。ドライバが未登録のため。

USB-Blasterのドライバを登録する方法は、

「ドライバの登録が必要です」という様な画面が出るので,「コンピュータ内でドライバを探す」を選択する.

自動ではなく,特定の場所を指定 という所を選んで「Quartus」をインストールしたフォルダ(C:\intelFPGA_lite\20.1 など)を指定する.

ハードウェアの接続

  1. DE2-115実験ボードの16ビットトグルスイッチをRUN(通常状態)とする。
  2. DE2-115にACアダプタを接続し、電源をONにする。
  3. USBケーブルをDE2-115の左側USBポート(BLASTER)に接続、PCと接続する。
  4. PC側でUSB-Blasterとして認識され、ドライバがインストールされていることを確認する
    • -USBを接続した際に、jtagserverのファイアウォールの開閉を確認するウィンドウが開くことがあるが、「キャンセル」する。

未使用ピンの設定

未使用のピンのデフォルトの設定は、”As input tri-stated with weak pull-up”(弱いプルアップ付きトライステート入力)になっている。この状態のままProgrammingすると、LEDなど薄く点灯した状態になる。これを防止するために、未使用のピンの設定を”As input tri-stated”に設定する。

  1. +「Assignments」→「Device…」→「Device and Pin Options…」ボタンをクリックする。
  2. +「Unused Pins」を選択し、「Reserve all unused pins:」のプルダウンメニューから “As input tri-stated”を選択した後、「OK」ボタンを押す。

プログラミングの起動

  1. 「Tools」→「Programmer」(またはProgrammerアイコンを)をクリックする。
  2. Hardware Setup は“USB-Blaster”を選択する。
    • USBポートに実験ボードを接続した際に、ドライバが見つからない場合がある。その場合には、Quartusのインストールディレクトリ以下の C:\intelFPGA_lite\20.1\quartus\drivers を指定してサブフォルダ以下を検索範囲に入れれば、USB-Blaster ドライバが見つかるはずである。見つからない場合にはTAを呼ぶ。(^_^;)
  3. Modeは“JTAG”を選択
  4. 「Add file…」でプログラミングファイル(*.sof)を選択する。ファイルはカレントフォルダの中の「Output_files」フォルダ中に格納される。
  5. Auto Detectによりデバイス(EP4CE115F29C7)が選択され、プログラミングファイルが選択されていることを確認する。
  6. “Program/Configure”の欄だけにチェックが付いていることを確認する。
  7. “Start”ボタンを押して書き込みを行う。書き込み中は”Progress”バーに進捗が表示される。