H5 シフタの設計

  • 指導書にあるように全部で8種類のシフト動作を実現すること
  • ALUと同様にテストケースを作成する過程、テスト過程が実験・レポートの大きな目的である
  • H6の四則演算、H7のSEPプロセッサにそのまま使えるよう、シンボル化し、十分なテストを行うこと
  • 実験ボードを壊さないように、接続の際には細心の注意を払って実験を行うこと。
  • 検討事項に訂正があります。スライド資料を参照してください。

連絡事項

実験内容に関する注意事項

  • スイッチの数が足りない場合、2枚の実験ボードを接続して使用する。
    • 接続はフラットケーブルを用いてGPIOポートで接続する
    • フラットケーブルは、GPIOの0番から35番同士を接続する
    • 必ず入力と出力を対応させること。出力同士を衝突させてはならない。予備の機材には限りがあるため、注意して実験すること。
    • Quartus上でポートを設定するときにはbidir(Bidirect:双方向)を指定するか、入力側にinput、出力側にoutputを指定する。使用するときに信号を衝突させないように注意すること。

レポートに関する注意事項

  • レポートの実験結果にLEDx[x]等の結果と記載されているレポートがあるが、実験結果はどの信号が1/0だったかを示すべきであってどこのLEDで観測したかが重要ではない。どの信号の観測結果かをレポートには明示すること。
  • 実験結果を示す際、単なる0/1の羅列では、正しいのかどうかの判断ができない。入力として数値/ビットパターンはいくつを想定しているのか? 符号付き2進か/符号なし2進か? 読み手のことを考えて実験結果の表を記載してください。
  • 「実験方法」の節では、テストケースの作成の方針、十分である理由/解説、網羅の度合い等について、論理的、合理的な説明をすること。単に「以上で十分なテストケースが作成できた!」という自分たちの宣言だけで終わりにしないこと。
  • 検討事項(1)では、論理的に説明を行うこと。
    • 正しい結果が得られたことの説明・証明、抜けがないことの説明などを期待している(数式を用いて証明できないか?)。
    • 1例を挙げてそれが成り立つから全て成り立つであろう、という説明ではダメ。
    • 符号なし2進数の場合についての説明は必須とする。符号付き2進数の場合(特に負の数の場合)の説明・証明は加点の対象(正しくできていることが前提)とする。負の数で成り立つことの説明は、符号なしとは説明が異なるかもしれない。符号なし、符号付きの両方の場合について説明すること。
  • 検討事項(2)は、オリジナルの6命令(機能)では実現できない。
    • C(キャリー)フラグ:Cフラグはシフト回路の外側にあるもの(SEPのCフラグをイメージしてもらうとわかりやすいか?)。シフト時に外側から与えるもの/外部のレジスタに保存するための信号である。

レポート(報告書)のチェックシート(H5用)

チェックリストのフォーム(H5用)へ

共通項目

□ 章や節の構成を意識して、文章を構成する。

□ 段落を意識して文章を構成すること。1文が1段落のような文章は良くない。

□ 段落のはじめは1文字字下げする (Wordでは空白を入れなくてもスタイルで調整することができる)。

□ コピーを使用していないこと。回路図を書く練習を目的にしているので、 指導書等の図のイメージを取り込んで張り付けるのもダメ。

□ 実験結果を一目で理解できるように観測データを整理し実験した証として提示保存する。

□ 観測データを見やすいように、表やグラフとして提示する。

□ 図表には全体の通し番号と説明文(キャプション)を付ける(図2 xxxx,表1 ~~~ のように)。

□ キャプション(図のタイトル・説明文)は、図の場合は図の下側、表の場合は表の上側に付ける。

□ 図表は必ず本文から参照し、本文では簡単な説明を書く。「~の実験結果を図●に示す。図●は~」のように本文から参照すること。

□ 一つの図表はページをまたがらないように配置する。

□ 論理回路図の書き方に従い、定められた記号を用いて正しい回路図を記載する。

□ 論理式も標準的な書き方/記法に従い正しい論理式を記載する。

□ レポート用紙の周囲1インチ(2.5cm)程度、余白を設ける。

□ 作成した回路の回路図にはピン番号やIC番号が正確に記されているか?

□ 使用した論理素子や測定機器等の実験装置は正確に記載されているか?

□ 実験データは入力・出力が正しく分かりやすく示されていること。

個別項目

□ RRC,RLCを追加する際に、設計があったはず。設計は論理式になるはず。なぜそのような回路になるかを論理式で表すこと(注意しなくてもこういうことはすでに今までもやってきたはずのこと)。

□ 今回の実験は膨大な表になると思われるが、できるだけ分かりやすく実験データを提示するように努力すること。

□ 表はページを分けないことが原則である。表をいくつかに分割するのも1ページに納める方法のひとつである。

□ 見やすい位置に表を配置しているか?

□ 測定したデータがそのまま記載されているか?

□ 表のデータや計算に誤りはないか?

□ 観測方法に誤りはないか?LEDを使用して観測した入出力か?

□ 適切な量のテストパターンか? 適切なテストケースが選択されているか? テストケースとは入力を定めるだけではダメ

□ 実験データがすべて記載されているか?