静岡大学モデラーズクラブの活動と目的
静岡県は、模型、プラモデルで世界シェア約5割、国内シェア9割のまさに模型の世界首都である。この地場産業の見本市:静岡ホビーショーは、東京以外では唯一全国規模の模型見本市で、世界最大級の規模を誇る。本同好会では、戦後のものづくり体験の原点の一つ、プラモデルを軸に学内サークル活動、模型メーカーや学外団体との連携、児童生徒への製作指導など地域への情報発信を行ってきた。微力ながら、模型の世界首都である静岡を盛り上げ、静岡大学を学外にアピールしてゆきたい。
参加予定の大会など
静岡ホビーショーモデラーズクラブ合同作品展(一般公開日:2017. 5.13&14)へ静岡大学模型同好会(学外OB団体)と共同出展した。また、2017年度は3〜4年ごとに全国持ち回りで開催される全国飛行機模型愛好家の祭典UAMC(United Aviation Modelers’ Convention) 2018 in Shizuokaが2月に静岡市ツインメッセで開催されるので、それに向けて製作に励む予定である。
これまでの実績
2012以降、テクノフェスタイン浜松では小学生対象のプラモデル製作指導を実施している。
附属図書館浜松分館にて、作品展示および関連情報を随時開催。(コンテストも実施)
学外の同好会、模型店、ジオラマファクトリーなどとも随時連携協力をしている。
学外への情報発信計画
模型愛好者団体、市内模型店、浜松ジオラマファクトリーその他地域の施設団体、模型メーカー、静岡ホビースクエア等との連携により情報発信してゆく。
2017年度から、当サイトで情報発信を開始:https://wwp.shizuoka.ac.jp/modelers-c/
活動計画
2017.05 静岡ホビーショー2017出展(終了:出展実績あり)
2017.09 模型メーカー ファインモールド(豊橋市)工場見学
2017.11 テクノフェスタイン浜松で「模型製作指導」実施
2017.12 学外模型コンテスト同好会との交流会開催
2018.02 UAMC2018 in Shizuoka 参加
2018.05 静岡ホビーショー2018出展
2018.06 浜松ジオラマグランプリ2016応募
教育的効果
- かつては大多数の男子が通過してきたプラモデル製作を通してものづくりの基礎(工作の手わざ)を楽しみながら学ぶことは、ものづくり教育として極めて有効である。
- プラモデル世界首都の静岡で静大生が核となり、学生のものづくり体験増進、地場産業と地域の理解、地域企業との連携、テクノフェスタ等での児童生徒への指導等を行い、世代間のコミュニケーション力、交渉力、企画力、運営力を身につけることができる。たとえば児童対象のイベントにおいては、すでにお膳立てされた実験メニューを小中学生に指導するのとは違い、想定外の問題に対処することがたびたび求められ、問題解析力、判断力、解決力、説明力が養われる。
- プラモデルは、「素組み」という簡易製作から「フルスクラッチビルド(キットを使わない完全自作)」や複数キットを組み合わせて独自作品を作り上げるジャンル、エンジンなどの内部パーツ追加再現やディテールアップによる「改造」、情景を作り上げる「ジオラマ」、電子的機械的要素を組み込んだ「ギミック追加改造」など、無限の発展が可能である。
- 電子デバイスの平坦な触感に画一化されてしまったデジタルネイティブ時代の若者にとって、物を壊さない指先の繊細な力加減や注意力を養い、材質の硬さ・柔らかさを体感し、コピー&ペーストや Ctrl+Z の効かないリアルな物作りのどかしさを体験していくことはその意義を増しています。