教員向けのLecShizuの機能&概要紹介

LecShizuは静岡大学工学部内で運用され、おもに工学部向けにサービス提供されている学習管理システム(LMS)です。国内外の学校・大学等で多く利用されているMoodleというLMSを利用しています。Webブラウザでアクセスでき授業単位で個別のページを提供するため、授業で利用する資料の参照や課題の提出、動画配信へのリンクの設置などをまとめることで受講生への情報発信を分かりやすく整理できます。

2013年度から情報基盤センターの協力を得て、工学部数理システム工学科ネットワーク委員(学科教員と技術部職員)で運用管理しています(一部を業者委託) 。

LecShizu(Moodle)の特徴

  • 静大IDによるシングルサインオンに対応していますので、教員も学生も事前のユーザ登録は不要です。
  • 教員ユーザは「コース作成者」の権限で、講義やセミナーなど目的に応じてWebページ(Moodleでは「コース」と呼ぶ)を新規に作成できます。学務情報システムで登録されている開講科目や履修登録者とは独立していますので、柔軟に目的別のページを提供することができます。
  • 各コースでは参加者自らが登録して利用を開始できます(ゲスト利用を許可しないコースでは静大IDによるLecShizuサイトへのログインと、コース別の登録キーによる初回の参加登録は必要)。
  • コース作成者が任意の参加者(教員や学生)に編集権限を与えてコースページ作成の共同作業を行うことができます。例えば、ティーチングアシスタントの学生にページ作成やデータ処理を依頼することや、編集権限を持つユーザだけが参照できる掲示板やフォルダを作成して授業の分担者の間だけでの情報交換やファイル共有が可能です(投稿に添付するファイルは自動配信メールに添付されないので、安全にファイルを共有することができます)。
  • ページのフォーマットとして週単位やトピック単位などのスタイルを選択できます。
  • 投票、課題(ファイルアップロードやテキスト入力など)、小テスト、掲示板(フォーラム)などの豊富な活動のコンテンツをコースページ内に随時、追加することができます。
  • コース内の参加者をグループ分けすることで、一部の活動をグループ毎に(別のグループの活動内容が参照できないようにして)実施してもらうことができます。
  • 掲示板(その他の活動)にはメール自動配信機能があり、活動(例えば投稿)と連動してメール購読設定されたユーザへ投稿メッセージなど活動内容が自動送信されます。掲示板など活動単位にグループ設定すればグループ単位のメール配信が行われます。つまり、配信先を柔軟に変更できるメーリングリストを簡単に設置することができます。(メール購読設定は活動別に「強制購読」または「任意購読」の別をコース作成者が設定できます。コースページを新規作成したときに設置される「アナウンスメント」掲示板への投稿は、受講生全員への掲示とメール配信を同時に行う目的で利用すると便利です。)
  • コンテンツの並べ替えや表示するか非表示にするかの切り替えはWebブラウザ上のクリックやドラッグで簡単に操作できます。素材単位(テキストページ、ファイルへのリンクなど)だけでなく、週単位のまとまった単位でも変更できます。

詳細はLecShizuトップページの左下に掲載されている「LecShizu管理者への連絡」(学内向けサイト)の情報を参照してください。

関連情報へのリンク

補足情報

(2020/8/28追記)2020年度前期のオンライン授業でも多くの授業で活用されていますが、アクセスが非常に遅くなったりアクセスできなくなったりするなどの大きな問題はこれまで報告されていません。