英語以外の外国語の履修 【夜間主コース】
初修外国語の概要
静岡大学では、外国語科目を英語と初修外国語(英語以外の外国語)に区分しています
人文社会科学部の夜間主コースでは、英語、初修外国語ともに必修扱いです
初修外国語は、ドイツ語、中国語のどちらかを選択し、履修してください
「初修外国語選択申請書」に必要事項を記入し、他の入学手続書類とともに提出してください
クラス分け結果の発表等
履修言語の調整結果とクラス分けの結果は、4月初めに人文社会科学部学務係の掲示板及び学務情報システム上で公開されます
英語・初修外国語選択申請書の記入方法
以下の要領により、人文社会科学部(夜間主コース)の学生は全員、記入し、提出してください
① | 第1希望と第2希望の欄に、希望する言語を記号で記入してください |
記号:「D:ドイツ語」、「C:中国語」 | |
② | 希望者の人数によっては、1クラスの学生数が大きくならないよう調整が行われ、第1希望どおりにならないことがあります |
どうしても第1希望の言語を学びたい場合は、その理由を申請書内の記入欄に具体的に書いてください | |
③ | 昼間コースで開講する「フランス語」、「スペイン語」、「現代韓国語」を追加履修することも可能ですが、これらの科目の履修については入学後の街談での説明に従ってください |
各言語の紹介
ドイツ語
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ドイツ語は、1990年に再統一されたドイツで話されている言葉です。ほかに近隣のオーストリア、スイス、リヒテンシュタインでも公用語あるいは公用語の一つとされています
また、ルクセンブルク、ベルギー、イタリアにもドイツ語が話されている地域があります
ドイツの自然科学、医学、工学、法学、教育学などにおける業績には輝かしいものがあり、日本の近代化のお手本ともなりました。一方、現在のドイツは、政治・経済面でヨーロッパを牽引する重要な位置を占めていると言えるでしょう
ドイツという国は、ほかにも環境政策が進んだ国、ベンツ、ポルシェ、BMWなどの車の国、あるいはサッカーが強い国などのイメージもあるかもしれません
静岡大学のドイツ語のスタッフが、ドイツ語の母語話者と協力しながら、みなさんのドイツ語学習をサポートしていきます
交流協定の制度を使ってドイツの大学へ留学することも可能です
興味のある方はぜひご相談ください。授業では、ドイツ語の運用能力を身につけることはもちろんですが、ことばの学習を通して、多文化理解を深めることも目指します
新しい外国語を学び始めるというのは、なんだか心躍るような体験です
まだ自分の知らない世界が待っている――それは新しい人との出会いであったり、新しい文化との出会いであったり
さあ、ドイツ語の扉を開いてみてください
一見堅い感じのするドイツ語ですが、その向こうには伝統あるヨーロッパ文化の風景が広がり、そこに暮らす人々がいます。さらに詳しいドイツ語のしくみやドイツ文化の様子については、授業でのお楽しみということにしましょう
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中国語
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新入生の皆さんは、中国に関して、三国志、水滸伝、唐詩、中国料理、拳法、映画、将来性等々、多くのことに関心を持っているでしょう
中国語はそうした魅力的な中国世界に入ってゆくための強力なパスポートと言えます
大学で皆さんが学ぶ中国語は「普通話」と呼ばれる標準語です
はるか昔に中国から漢字が伝わって以来、両国は漢字を共有するようになっているため、中国語は日本人の学習者にとって親しみやすい言語です
また、音声の面では、抑揚が明瞭で、くっきりと鮮やかな印象を与えます。現代中国語では多くの漢字が簡略化されていますが、日本語から類推できるものがたくさんあります
発音も日本語の音読みから推測できるので、国語の知識をうまく活かせれば、中国語の勉強が楽楽(楽で、楽しい)です
例えば、日本語では「~ん」になるもの(三、人、運、点、恩)は中国語でも「~n」(sān rén yùn diăn ēn)になります
またほかの国の人にとっては難しいとされる中国語の4声は日本人なら「雨」、「飴」のようなアクセントの高低を利用すれば、簡単に習得することができます
「雨」の「あ」と「め」をそれぞれ延ばして発音すれば、中国人にはきれいな「阿美」(ā měi)に聞こえ、これだけで中国語の第1声「ā」と第3声「měi」ができてしまいます
ただし、文法等新たに勉強することも多いので、十分な予習・復習が必要です。
最初の一年間で基礎的な単語と構文を身につけ、簡単な会話ができ、平易な読み物が読めるようになることを目指します
中国人の思考方法・行動様式や、文化的、社会的な側面についても随時紹介してゆきます
中国の姉妹校との間に交換留学制度がありますし、地理的に近い国なので、夏休みなどに短期留学や旅行に出かける学生もいます
また、中国からの留学生も多く在籍しているので、その気になれば日本にいながらにして中国語漬けの環境に身を置くことができます
積極的に声をかけてみてください
言葉を確実に身につけ中国への理解が深まるような授業を用意して待っています!
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静 岡 大 学