■ 3.10 タンザニア研究者がコロナの影響で予定より3週間切り上げタンザニアへ帰国しました。コロナが終息したら再度日本で勉強したいと意欲的な二人です。
■ 2020.2.3~3.10 タンザニア研究者が静岡大学にて短期留学をしました。ものづくりセンターにて自分たちが使う機械の組立を、孔先生の研究室では先生の講義を受講し、共同利用機器センターではICP分析装置でリンの分析を、イノベーションセンターではベンチプラント装置の見学を行いました。研究生の二人は興味深々で参加していました。
■ 2020.1.31 JST上阪主任調査員とコーディネーターの渡邊さんが静岡大学にベンチプラントの視察に来られました。
■2019.9.22~29 タンザニア研究者の短期日本招聘
タンザニア研究者の短期日本招聘を行いました。
タンザニア側のプロジェクトメンバーを日本に招聘し、日本側の3つの研究機関の見学と研究者間の交流を行いました。タンザニア側のメンバー11名の内、10名が来日しました(残りの1名は日本国内の国際会議に出席するために来日)。
22日の夕方にタンザニアのダルエスサラーム空港を出発し、約22時間かけて24日の真夜中の0時半ごろに羽田空港に到着しました。長旅にもかかわらず、全員初めての日本訪問に少々興奮気味でした(タンザニア側研究代表のエリサンテ先生のみ東北大学博士課程に在籍した経験があります)。
24日は朝に東京を出発し、神奈川県藤沢市の日本大学生物資源科学部を訪問しました。ここにはプロジェクトメンバーの加藤先生の研究室があります。昼食にハラール弁当を食べた後、研究室の施設や大学の農場の見学を行いました。
25日は、午前中にJICAとJSTを表敬訪問し、関係者と意見交換しました。午後は、千葉県我孫子市の電力中央研究所環境科学研究所を訪問しました。ここにはプロジェクトメンバーの土屋さん、吉原さん、若松さん、亘理さん、後藤先生(佐賀大学)の5名がいます。再生可能エネルギーの施設の見学、バイオマスデータベース構築の説明、米糠油から作った石鹸のお試し、研究者間の交流を行いました。
26日は、午前中に静岡県浜松市の浜松商工会議所で記者会見を行い、SATREPSプロジェクトの取り組みを紹介したところ、中日新聞と静岡新聞の2紙がプロジェクトメンバーの大きな写真付きで紹介してくれました。午後は静岡大学を訪問しました。ここにはプロジェクトメンバーの孔先生、岡島先生、松尾先生、佐古の4名がいます。膨張液体による米糠の抽出実験装置と実験結果の説明、太陽光発電等の再生可能エネルギーの施設見学、意見交換を行い、終わったのが19時過ぎでした
27日は、日本の優れたもの作り技術を理解するために、浜松市のヤマハミュージアム「イノベーションロード」と名古屋市のトヨタ産業技術記念館を見学し、28日は日本の文化に触れるために、東京の外国人に人気の場所を訪問しました。そして29日の0時1分に羽田を出発し、帰路に着きました。
慌ただしい8日間でしたが、今回の日本招聘は日本の先端技術や研究者の仕事ぶりをタンザニア研究者に知ってもらう良い機会だったと思います。帰国する直前に、副リーダーのイチカ先生が、「日本に来る前は、今回のプロジェクトは日本のプロジェクトと思っていたが、今では、これは我々のプロジェクトと思っている。」と言っていただけたことが大変印象的でした。この勢いを持続しながら、プロジェクトを進めていきます。
■2019.9.4 SATREPSプロジェクトのキックオフミーティング開催
タンザニアにおいて、SATREPSプロジェクトのキックオフミーティングが行われました
2019年9月4日9時~13時の間、ダルエスサラーム大学本部会議室においてSATREPSプロジェクトのキックオフミーティングが行われました。出席者はタンザニア側13名、日本側9名、合計22名でした。
ミーティングのスケジュール表を資料1に示します(英文で申し訳ありません)。最初にダルエスサラーム大学の研究担当部長Prof. Janiの開会のあいさつ、人文学部学部長Dr. Uporの歓迎の挨拶がありました。その後、在タンザニア日本大使 後藤様とJICAタンザニア事務所副所長 松山様からSATREPSプロジェクトへの激励のあいさつをいただきました。
タンザニア側の研究代表 Associate Prof. Elisanteと日本側の研究代表の佐古がSATREPSプロジェクトの概要を説明した後、研究チーム1のリーダーのソコイネ農業大学 Dr. Nsengaの閉会のあいさつで前半部分を終了しました。その後、参加者全員で記念写真を撮り、ティーブレイクで自己紹介や意見交換を行いました。
後半部分では、SATREPSプロジェクトの6つのチームのチームリーダーによる2019年度の研究計画の提案と質疑応答を行いました。最後に佐古が本プロジェクトで期待される成果とプロジェクトの評価システムについて説明し、今後5年間、実りある成果を上げるために両国研究者が協力してプロジェクトを推進することを確認しました。