万国地質学会(韓国の釜山)に行ってきました

韓国の釜山で行われた万国地質学会に行ってきました。

中国科学技術大学(ヘイフェイ)のYi-Xiang Chen先生が、ドイツのHans-Peter Schertl先生と私を誘って、沈み込み帯流体のセッションを開催したいというのでお受けしました。コンビーナーとして多くの研究者の方をご招待したかったのですが、8月末は都合の悪い研究者が多かったです。参加費用も10万円とこれまでの会議での最高額でした。ここだけの話、コンビーナーじゃなきゃ、参加しなかったと思います。SchertlさんはIMA会議と重なり(会長だった)日程的に参加できませんでした。現地では、活躍する中国人研究者が目立つセッション、会議でした。もちろん勉強しましたし、論文にまとめなきゃという思いを強くしました。他のセッションでは、オフィオライトは沈み込み帯のリソスフェアを見せているというレビューがあり、なるほどと思いました。形成場が、1960年代にMOR、80年代に縁海(都城先生)、2000年代に沈み込み帯へと変化したそうです。講演スケジュールが現地に行ってアプリで見なければならなくて(紙のスケジュールがないのは辛い。これは地球惑星連合大会でも同じ)、見たいもの、会いたい人を検索するのも難しかったです。日本人参加者にも6人しか会いませんでした。他にも居られたはずですが。10万円の参加費はどこに使われたのでしょうか。いろいろな国の研究者が招待されたのでしょう。写真はYi-Xiang Chenと山形大の伴さん、他に中国人の若い人と撮りました。

天気は最初とても暑かった。その後、たまに雨が降り過ごしやすくなりました。

科学以外では、ご飯を堪能しました。美味しかったものは、鮑入り参鶏湯(初日と最終日の2回食べた)、クッパ(最初の朝食べた。翌日からはパンを食べた。パンは高級品なのかな、高額だった)、夜ご飯(メインはなんだったかな。写真を見ると鍋とビビンバだった)、冷麺、最後の晩餐は豚の焼肉です。行き帰りの飛行機でしか牛肉は食べませんでしたが、大韓航空の機内食は美味しかったです。どれも思い出深い食事でしたが、特に昼に冷麺と一緒に食べたお好み焼きのようなもの。これは私がアメリカ合衆国でポスドクをしていた時によく食べた韓国レストランのビンデタックと発音していたものでした。緑豆のお焼きですね。懐かしかった。それと最後の晩に食べた豚の焼肉。地元の人が食べている食堂に冒険で入りました。全く言葉が通じず困っていたら、ご主人がポスターを見て、焼肉を人数分、ホルモンを人数分((この店の)シグニチャーと言っていました)を頼ませて、焼いてくれました。美味しかったし、言葉も話さない旅行者に親切で嬉しかったです。

参鶏湯(初日と最終日の2回食べました)

講演が終わって、オマーンで一緒だった和仁先輩たちとプチ打ち上げ

冷麺は冷麺屋で。なんとか麺(たくさんありすぎて分かりませんでした)。

お焼きが緑豆の粉のお焼きだそうです。本当に懐かしい。

最後の晩餐は冒険。豚のホルモンだと思う。美味しかったです。

親切な店主。

写真の左端の店です。右端のピンクの看板の店をGoogle mapで見つけて行った。

豚の皮を焼く人気店で、2時間待ちだった。

最後は大韓航空の機内食。2時間弱の飛行時間なのにありがたい。

帰国して、成田空港から東京駅に向かう間に、東海道新幹線が不通になったことを知りました。

その後、東京に2泊して、東海道新幹線と東海道線を乗り継いで静岡に戻りました。