富士山だけでなく南アルプスにも雪。阪神淡路大震災から30年。

大学から北を見ると、東静岡駅周辺のビルの奥に白い山が見える。静岡市は南北に長く伸びて、長野県境まで続きます。市街地で雪が降ることは稀なので、市街の小学生は「雪見遠足」で雪を体験します。静大からは、晴れた日には雪山が見れます。もう少し広角で撮影すると、こんな感じです。左端は静岡駅周辺のビル群の一部です。

右側を撮影すると、富士山の山頂付近が顔を見せています。

今日は、阪神淡路大震災から30年です。朝からテレビでは当時の映像などを放映していました。1995年の1月、私はアリゾナ州立大学におりました。時差があるので、午後に同僚や先生から写真を見せられました。阪神高速が横倒しになった写真は、とても日本のものとは思えませんでした。多くの人が心配しました。また、多くの人が亡くなられました。地震の前々日、共通一次試験は実施していました。地震後になって、地震発生前に井戸水の貴(稀)ガス同位体比に異常が続いていたという発表がありました。観測していた井戸水や「六甲のおいしい水」の化学分析データは、地震の前兆現象を示す重要なデータになりました。

今年の夏休みは北海道巡検を計画していましたが、昨年台風の被害のために行けなかった四国巡検に行くことになりました。巡検は淡路島の震源になった断層の1つ野島断層を見学することから始まり、四国を横断して、変成岩、付加体、JAMSTECの高知コアセンター、室戸の世界ジオパークを見学します。北海道巡検は、2027年を予定しています。