
この二人の卒業、修士論文のデータをもとに、幌満岩体のアポイ岳北方の露頭を、鉱物化学組成と主要成分と微量成分元素の全岩組成を用いて記載した論文が印刷されました。
露頭は九州大学の寅丸名誉教授が上下対称に見えると提案した、あちこちにあるとされる「寅丸露頭」の一つです(寅丸談)。
実際に試料を採取したのは、有名な露頭の東隣ですので、景観は変化していません。

この論文では、マフィック岩と呼ばれる露頭で暗く見えるものは元々マグマがcmのスケールの脈としてマントルかんらん岩(黄色く見える)に貫入してきたと提案しています。斜長石レルゾライトはマグマの細い脈がマントルかんらん岩に数mmのスケールで入ってきたと仮定しています。
AIに読んでもらって、売り文句を考えてもらいました(Notebooklm)。
互層構造の起源: 幌満かんらん岩体の層状構造は、N-MORBマグマの注入と反応によって形成された。
開放系でのカンラン石の集積: 全岩化学組成のFeO*–MgO変化図は、中央海嶺下においてマグマからカンラン石が集積したことを示す。
マグマ移動様式の遷移: マントル上昇に伴い、マグマの通り道がmmスケールの細脈からcmスケールの岩脈へと進化した。
受理された時点でのPDFファイルは、下記からダウンロードできます。
https://academic.oup.com/petrology/advance-article/doi/10.1093/petrology/egag061/8742363?utm_source=authortollfreelink&utm_campaign=petrology&utm_medium=email&guestAccessKey=7f083a85-f87d-4a19-8e66-94578186a2c8