低電圧アナログ回路
メモリはプログラムコードやマイクロプロセッサの演算データを保持し、プロセッサのアクセス要求に応じてプロセッサにデータを送る。デバイスのスケーリングや低電力化のためマイクロプロセッサの電源電圧が低下するに従って、メモリも同様に低電圧で動作しなければならない。著書(b02a) や一連の学術論文(p02c, p02a, p01a, p00a, p99b, p97b, c08a)では、数10mVといった微小なメモリからの信号をセンス増幅してデータを読み出すセンスアンプ、メモリ動作タイミングを規定するクロックを発生するオシレータ、二つ以上の異なった電源が供給される論理回路を接続するレベルシフタ、高電圧を発生する昇圧回路、などの重要なアナログ回路を提案・実証した。アナログ回路ブロックのセットとしてNORフラッシュやNANDフラッシュの1.5V化が実現できることを示している。