WEBに掲載するコンテンツの個人情報・著作・肖像について

本学から情報発信するコンテンツについて以下の点のご留意ください。

1.研究室名簿や就職先情報の掲載について

研究室の所属学生や卒業生の氏名、写真、卒業年度、修了年度、就職先情報などの複合的な情報の掲載にご注意ください。ひとつのWEB掲載情報が完全な個人情報を形成していなくても、SNSサイトなど関連検索で一個人の情報が当人の予想を超えて集められてしまうことがあります。サイト管理者は「利用目的や範囲を事前に通知し、書面による本人の同意を得て掲載する」相当の安全処置[*]およびその旨を実施していることの記載をお願いします。

配慮の例:
  • 就職先情報については会社名のみのリストに留める。
  • 研究活動(発表や論文)は文献リストの書式に留める。
  • 当人の同意を得ている旨を個別または一括してサイトに記載する。
<参考>
[*]『教員のための個人情報活用のガイドライン』の6ページ末の⑥
http://www.juce.jp/kojin_joho/guide2005_11.pdf

2.新聞記事等の掲載について

新聞記事、書籍、雑誌記事の掲載については出版社の許諾や著作問題を解決済みである旨の一文を添えてください。新聞記事のWEB掲載はほとんどの場合、有償の許可が必要です。必ず出版社に確認をお願いします。

3.無料素材使用の留意点(有料素材含む)

インターネット上の著作物の取扱いに関する留意について(平成28年10月13日 全学通知文より抜粋)

有料・無料を問わず、インターネット上のイラスト、画像等を業務に使用する場合は、当該素材の管理運営サイトについて、素材の識別情報(著作権者の表記)及び権利関係を明示している信頼できるサイトであるか確認するとともに、当該サイトの利用規約の全ての項目について確認し、同意できる場合に限り、適切な手続を経て使用するよう留意願います。

なお、使用する場合は、①当該管理運営サイトのURL ②ダウンロードの日付 ③購入代金の支払関係(有料の場合) ④ダウンロード画面を含む当該サイトの印刷又はキャプチャー等を記録し保存してください。使用後かなりの期間が経過した後に著作権侵害の主張がある場合もあり、その際には、前述の記録が入手経路を説明する重要な証拠書類となります。また、インターネット上の無料素材の使用については、特に下記の点について留意が必要となります。

  1. 管理運営サイトの確認
    大手検索サイト等のトップページから「無料」、「フリー」等で検索し、一覧表示された素材には、全て著作権が存在します。必ず素材ごとの管理運営サイトにて、本通知本文の確認を行ってください。
  2. 著作権の確認
    無料素材の管理運営サイトの中には、一部に有料素材が掲載されている場合もある(サイト管理者のチェックが不十分であったり、第三者の故意によるものであったりする場合がある。)ため、当該素材の識別情報(著作権者の表記)の確認を十分行ってください。識別情報及び権利関係が明示されていない場合は、使用しないでください。
    <裁判例>
    画像等素材の販売会社が、同社に著作権のある素材をフリーサイトからダウンロードした使用者に対し、損害賠償を求める裁判があり、判決は、フリーサイトから入手したものだとしても、使用者の責任は免れないとし、使用者に損害賠償の支払いを命じる結果となりました。(平成27年4月15日 東京地裁)
  3. 肖像権の確認
    人物が特定できる画像等の場合は、モデルリリース取得済み等の記載がないものは肖像権侵害の可能性があるため使用しないでください。(著作権と肖像権は異なります。)
  4. 利用規約の確認
    無料素材の管理運営サイトの利用規約には、①素材の加工、拡大、縮小不可 ②商用利用不可 ③クレジットの表記が必要 ④利用に際し事前登録又は事前メールが必要等の様々な定めがあるため、全ての項目について目を通して、目的とする業務に適しているか確認し、規約違反とならないようにしてください。

WWP運用チームより

本学が個人情報の保護、著作権、肖像権を遵守し、同時にこれらの権利のよき啓蒙・啓発サイトであり続けることは、本学に所属する学生・教職員の願いです。本学からの情報発信に携わる学生・教職員の皆様にはご協力のほどお願い致します。

2017年4月