静岡大学の技術教育専修では、技術科や工業高校の教員を目指す高校生をお待ちしております。
技術教育おすすめポイント
1.研究に力を入れています
大学を卒業するための最終関門である卒業研究。4年間の学びの成果をまとめるためには日々の積み重ねが大切になります。技術教育専修では3年次より研究室に配属されるため、2年間をかけて卒業研究に取り組むことができます。
各研究室では指導教員との少人数ならではのコミュニケーションを通して、技術教育に関する専門的な知見を深めることができます。多くの学生が研究成果を一般社団法人日本産業技術教育学会などの学会で発表しているため、他大学からも研究に力を入れていることが知られています。
研究活動の流れ
技術教育専修では2年次から仮ゼミ配属を実施しています。仮ゼミ配属では配属された研究室で先輩の発表を聞いたり、指導教員から課された課題などに挑戦したりしながら、研究室内での学び方を体験していきます。
3年次からは正式なゼミ配属となり、2年間をかけて卒業研究に取り組むことになります。3年次の2月頃に実施するのが成果報告発表会です。ゼミ配属1年間で得られた成果を論文形式の文章と口頭発表用の資料にまとめ、発表しています。
4年次は最終年度として1月に卒業発表会が実施されます。それに向かい、10月頃には中間発表会を実施しています。3年次の成果報告発表会から段階を踏まえて研究活動に取り組めるような体制が構築されています。
2.横と縦のつながりが強い
技術教育専修の一学年の定員は10名です。どの年代も共に学ぶ仲間としての横の関係が築かれていきます。加えて例年4月と10月頃には教員も含めて全学年が参加する縦割りコンパが開催され、会食やクイズなどを通して縦の関係も築かれていきます。4月の縦割りコンパは4年生が企画・運営して1年生を歓迎します。10月の縦割りコンパは3年生が企画・運営して2年生のゼミ選択に役立つ情報を提供します。
3.面白くて難しい「ものづくり」
技術科の学習は「ものづくり」を通して行われます。「もの」を作るためには必要な知識や技能を習得する必要があります。ですが、知識や技能を習得したからといって「ものづくり」ができるとは限りません。細かな調整や試行錯誤を繰り返し、自分の考えを「もの」として具体化していくプロセスは難しさと同時に面白さを感じるものではないでしょうか。
技術教育専修で学ぶ内容は大きく分けて「材料と加工」「生物育成」「エネルギー変換」「情報」の4つです。1年次は基礎的な知識習得が主ですが、2年次の講義では実習が主になり、製作・制作・育成を通して体験的に学んでいきます。今、上手くできることが大切ではないので「ものづくり」に苦手意識がある人も安心してください。むしろ上手くできないと悩む生徒の気持ちに寄り添った指導ができる教員を目指せます。教員や仲間のサポートを受けながら、面白くて難しい「ものづくり」に取り組んでみませんか。
技術科紹介動画
静岡大学教育学部の技術教育専修に所属する大学生が、静岡大学の技術科で行われている授業内容や研究についてPRする動画を作成しました。