理念
技術教育(Technology Education)は、現代の高度に進歩した生産技術に対応する教育として、特に重要な位置にあります。
技術の世界は幅広く、そこには奥が深く限りない学習が待っています。
それは先端技術のみならず、技術が形成されてきた歴史を追究することが重要だからです。
また、それらを児童・生徒にいかに理解しやすく指導するかを教授法の問題として研究することも必要です。
目標
技術教育系列の目標は、技術的能力のある人材育成による21世紀型教育の実現です。
技術教育専修では「材料と加工」、 「生物育成」 、「エネルギー変換」、「情報」の各内容に関する技術教育の研究を通して、技術的能力のある人材育成を目指しています。また、現代社会を支える技術の本質や技術と人間がどのように向き合っていくのかを考えるための「技術リテラシー」を育成する学習方法を研究し、教育界に新たな教育方法を提案していきます。
これらの目標を達成するために、各分野における専門的な研究や教育研究などを講義や演習、実験、実習で行っています。特に、卒業研究では自己の課題に基づき少人数制でゼミを行い、各内容の教授陣に懇切な指導を受けることができます。
技術教育の構成
内容 | 専門区分 | 概要 |
材料と加工 | 木材加工・金属加工 | 木材および金属のような材料加工に関して学びます。材料の利用のために必要な知識である特性や強度特性を把握し、適切な加工技術を学びます。 |
生物育成 | 栽培 | 生物の育成に適する条件と環境の管理方法を学び、基本的な農業技術を理解して、生物育成の授業を計画し指導できるようにします。 |
エネルギー変換 | 機械・電気 | 位置エネルギー、運動エネルギー、機械的エネルギーなどのエネルギーが様々な形態で存在し、そのエネルギーを変換に関するメカニズムや技術を学びます。 |
情報 | 情報 | コンピューターを用いた情報技術を中心に、双方向性のあるコンテンツや計測・制御に関するプログラミングに関する技術を学びます。 |