投稿者: 鶴屋 義照(昭和47年 教育学部小学校教育課程卒)
「おはようございます!お願いします!」バドミントンサークルの始まりです。
金曜日の10時、30代から70代くらいまでの男女20名前後が協働センター体育館に集まってきます。始めたばかりの初心者から、部活動で熱心に練習してきた人たちまで様々な人たちがやってきます。目的も様々で、大会に出るために練習している人もいれば健康維持のため、老化防止のために練習している人もいます。各自でランニングやストレッチをして、相手を見つけて基礎打ち(基礎練習)を始めます。初心者に教えている人たちもいます。その後、前半はくじ引きでパートナーを決めて、後半は力量の近い人たちでゲームをします。
私は、大学時代に4年間バドミントンに熱中していました。初めての運動部経験でしたが、心身共に大きく成長できた活動でした。学生運動が盛んな時代で、静大でも教養部A棟が学生によって封鎖されたり、大きなアジ看板が生協前の通路に立ち並んだり教養部B棟わきの芝生広場ではアジ演説の拡声器の声が響いたりしていました。騒然とした中でも充実した4年間を過ごせたのは、夢中になったバドミントン部の活動があったからでした。
卒業とともに教職の道を歩き始めました。2年間くらいは勤務終了後、練習に取り組んでいましたが、部活動指導や校内研修で余裕がなくなり練習から遠ざかってしまいました。週休2日制が始まったころ、先輩に誘われて月に2回ほどの練習を20年ぶりに再開しました。その後、毎日が休日になった65歳ころから週1回のペースになりました。
「ありがとうございました。」
「お疲れさま、また来週ね。」
体力や動体視力はどんどん衰えていきますが、今後も教職とは違うキャリアの人々とバドミントンを生涯スポーツとして楽しんでいこうと思います。
教育学部生の6割くらいしか教員採用試験を受験しないと聞きました。教職の素晴らしさを学生にどのように伝えていくかが課題です。