低温生物工学会誌に共著論文が公開されました。
遠藤圭太, 花岡創, 松下通也, 生方正俊, 山田浩雄. 細胞外凍結するシラカンバ冬芽の超低温保存. 低温生物工学会誌 69: 53-56
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cryobolcryotechnol/69/2/69_53/_article/-char/ja
ぜひ、ご覧ください。真冬にスノーモービルでサンプリングに向かったのが良い思い出です。
低温生物工学会誌に共著論文が公開されました。
遠藤圭太, 花岡創, 松下通也, 生方正俊, 山田浩雄. 細胞外凍結するシラカンバ冬芽の超低温保存. 低温生物工学会誌 69: 53-56
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cryobolcryotechnol/69/2/69_53/_article/-char/ja
ぜひ、ご覧ください。真冬にスノーモービルでサンプリングに向かったのが良い思い出です。
ケニア共和国で実施されている国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクト「持続的森林管理・景観回復による森林セクター強化及びコミュニティの気候変動レジリエンスプロジェクト」のコンポートネント3(林木育種)の短期専門家として、花岡は活動しています。
詳細はこちら(https://www.jica.go.jp/oda/project/1902552/index.html)
現在は、Kenya Forestry Research Instituteの研究者らと協力し、ケニアの優良樹種であるMelia volkensiiのクローン増殖技術の開発や、精英樹の着花性(種子生産性)のクローン間変異に関する研究を実施しています。良い品種を迅速に普及するために、また、良い種子がたくさん採取できる品種の開発のために、努力しています。
林木育種に関するプロジェクトは2012年から継続的に実施されており、初期から携わってきました。Melia volkensiiの採種園が立派に育っているのを確認すると、感慨深いものがあります。

アカエゾマツは北海道における主要造林樹種の一つです。
これまでの研究から、アカエゾマツの冠雪害の発生のしやすさに家系間差があること、また、その原因として成長や材質形質が関連する可能性があることを明らかにしてきました。今回は、これまでに調査を行なってきた検定林に入っていた家系の親クローンの成長及び材質形質の調査を森林総合研究所林木育種センター北海道育種場で行いました。研究室の学生2名にも手伝ってもらいました。
気温3℃の中での調査で寒い思いをしましたが、貴重なデータがとれました。今後、形質の遺伝性や冠雪害被害との関連性などを精査します。

2023年11月10日に開催された、第12回森林遺伝育種学会大会にて発表を行いました。
花岡創、上田雄介、岩井大岳、福田陽子 「アカエゾマツの冠雪害リスクと抵抗性に関する改良の可能性」
詳細・要旨などは http://www.fgtb.jp/meeting-2023.html
気象条件によってはアカエゾマツでも冠雪害が生じること、また、その発生確率に家系間差がみられたことなどについて公表しました。
本研究は、科研費(21K05691)の成果です。
この度、静岡大学山岳先端情報システム研究所と静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターとの間で、林木育種に関する共同研究契約を締結しました。花岡が本共同研究の担当責任者として共同研究を行います。
相互に遺伝資源(研究材料)の利用や技術の提供を行うことで、林木の品種開発や苗木の効率的な生産技術開発など、静岡を中心に日本の林業・林産業に貢献するための研究開発を促進します。
静岡県との連携を強化することで研究室の活動を効率化・活発化するとともに、より広く成果の普及を目指します。